フランス北東部に位置し、ヨーロッパの交差点ともいわれるアルザス地方。クリスマスツリー発祥の地としても知られ、11月末の待降節になると各地で“マルシェ ド ノエル”が開催されて、街中がクリスマス一色になる。

 第3回目は土壌豊かなアルザス地方特有の多様なワインをご紹介。

» 第1回 幻想的な光に溢れた「コルマール」
» 第2回 中世気分を味わう街「リクヴィール」

土壌の豊かさから、たくさんの異なるぶどう品種が栽培されているアルザス。この土地で生まれるワインは辛口から極甘口まで多様なニュアンスで喜びを与えてくれる。

◆ Mittnacht-Frères (ミットナット・フレール)

“ターブルペイザンヌ”でマリアージュを実践

 3代続く家族経営のドメーヌ(ワイン生産者)、ミットナット・クリストフ氏は日本人の奥さま・由佳さんとともに“ターブルペイザンヌ”と呼ばれる農家レストランを週1回開催。自らのワインと、かつて日本のオー・ミラドーなどでシェフをしていた由佳さんの料理を組み合わせ、コースで提供している。

 「うちのワインは香り控えめながら力強い。一般的にアロマが強いものが多いアルザスワインの中では、料理に合わせるのに向いている」という。由佳さんの父親が寿司職人ということもあってお寿司に合うワイン「gyotaku」も誕生。地のもの中心の“フレンチ”とアルザスワインのマリアージュは、感動を呼ぶおいしさだ。

Mittnacht-Frères(ミットナット・フレール)
所在地 27 route de Ribeauvillé,68150 Hunawihr
電話番号 +33-3-89-73-62-01

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2015.12.24(木)
photographs=Taisuke Yoshida
cooperation=FranceAgriMer

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