◆ Laurent Barth (ローラン・バルト)

ぶどうが育った環境を表すワインを造りたい

 レバノン、南アフリカ、カリフォルニア、インド、オーストラリア……。ディジョン大学で醸造学を学んだ後に研修の旅に出たローラン・バルト氏が目指すのは「ぶどうが育ってきたテロワールを表すワイン造り」とシンプル。父親の時代には育てたぶどうを協同組合に売るだけだったが、畑を引き継いでからはワイン造りも自らの手で。

 バルト氏の2013年のピノ・ノワールは「アルザスの赤」とも呼ばれ、若いのに力強く、また、「アルザスの王様」と称される同年のリースリングは爽やかなスパイスの風味がする。エチケットはペルシャ語がモチーフの、友人デザイナーによるグラフィカルでおしゃれなもの。フランス国内でも注目の造り手だ。

Laurent Barth(ローラン・バルト)
所在地 3 rue du Marechal de Lattre,68630 Bennwihr
電話番号 +33-3-89-47-96-06

童話の国みたいな“マルシェ ド ノエル”
アルザスからの贈りもの

2015.12.24(木)
photographs=Taisuke Yoshida
cooperation=FranceAgriMer

CREA 2015年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

贈りものバイブル

CREA 2015年12月号

おいしいものからずっと使えるものまで
贈りものバイブル

定価780円