ヨット、ツリーハウス、ボートハウスといった風変わりな物件にも泊まれる!

コッツウォルズのマナーハウス。

 強豪南アフリカを撃破して世界中の賞賛を浴びたラグビー日本代表。私も10月にイングランドまで行き、アメリカ戦を観戦してきました。その際宿泊したのが、コッツウォルズのマナーハウス(荘園領主の邸宅)。玄関から建物が見えないこのマナーハウスの広さは約4万6500平方キロメートル。現在のオーナーは、約6億円で物件を購入したそうです。

 この豪邸に、Airbnb(エアビーアンドビー)とよばれる民泊のシステムを利用して、1部屋1泊朝食つき1万円強で泊まりました。最近話題のAirbnb。しかし、まだ利用したことのない人も多いはず。そこで、その魅力はもちろん、マイナス点まで紹介していきたいと思います。

(1) Airbnbが安い理由

左:キプロスで泊まったAirbnbはプールつきにこの眺望。4ベッドルームで1泊17,000円だった。
右:マニラで宿泊したレジデンス。1泊9,000円で住民同様プールが利用できる。

 Airbnb(外部サイト)は、個人が個人に対して部屋やマンション、別荘などを貸すシステムです。たとえば、別荘を自分が使わないときだけ人に貸すという形態なら、安い料金でも成り立つわけです。

 また、ホテルとは異なり、従業員がいないため、人件費がかからない点も大きいといえます。特にグループで旅行し、2部屋・3部屋といった物件を利用するとき、ホテルよりもはるかに安く、広い物件に泊まることができます。

(2) Airbnbを利用するには

ヨットに泊まれるなどユニークな選択肢もAirbnbの魅力の一つ。

 宿泊にあたり、まずはサイト右上の「アカウント作成」をクリックして、登録する必要があります。登録料は無料ですが、電話番号やパスポートなどの認証確認が求められます。これらを登録しなくても利用は可能ですが、宿泊施設を提供するホストからは、あなたが信頼できる人物か判断できないと拒否されることもあるので、できる限り登録したほうがいいでしょう。

 また、Airbnbはホストと宿泊客がお互いに宿泊後にレビューをつけます。あなたが宿泊後、ホストからのよい評価が重なると、次回の宿泊時に、ホストから「この人はあやしい人ではない(可能性が高い)」と見てもらえるわけです。

2015.11.16(月)
文=橋賀秀紀