Magnificent View #715
カタ・ジュタ(オーストラリア)
オーストラリア中央部のレッドセンターに位置するカタ・ジュタ。最高地点は546メートルのオルガ山で、赤味を帯びた36の岩山が連なる一帯は、ウルル=カタ・ジュタ国立公園として世界遺産にも登録されている。
「カタ・ジュタ」とは先住民族アボリジニの言葉で「多くの頭」と言う意味。その名の通り、形の異なる岩々は、遠くから眺めるとまるで生物の頭のようにも見える。
2万年以上も前からここで暮らしてきたアボリジニにとって、カタ・ジュタは聖地。数々の神話も残り、そのひとつによれば、この山の頂上にはワナンビと呼ばれる虹色の蛇が頂上に住んでいて、乾期になると下山するという。
カタ・ジュタの中でも知られているのが、「風の谷」と呼ばれる場所だ。ここには往復約4キロのトレイルもあり、入り組んだ岩と岩の間を吹き抜ける風の音を聞きながら散策することができる。
Column
今日の絶景
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2015.09.15(火)
文=芹澤和美