Magnificent View #665
アブラハム湖(カナダ)

(C) Miles Ertman / Masterfile / amanaimages

 アブラハム湖は、カナディアンロッキーの麓にある人工湖。高い透明度を誇るこの湖は、冬になると湖水が凍りつき、まるで宝石をちりばめたような美しい姿を見せる。

 湖面には、ご覧のような見渡す限りの氷の世界が広がっているが、水面下にも氷の泡玉が無数にでき、幻想的な風景を忍ばせている。現地では「アイスバブル」と呼ばれるこの泡玉の正体は、湖底に堆積した植物から発生するメタンガス。

 アブラハム湖では1年を通してメタンガスが発生している。冬はそのメタンガスが湖底から空気中へ放出される前に湖面が凍りついてしまうため、泡となってそのまま水中に閉じ込められるのだ。

 泡の形は気象条件や気温によりさまざまで、それがアートのようにも見えることから、凍える寒さの冬も、ここには多くの観光客が訪れているという。

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