関西のあちこちで、洋菓子店やメーカーでお菓子作りの修業をした女性が小さなお店をオープンさせています。イベントやインターネット販売で実績を積んでからの独立が多いよう。今、彼女たちがていねいに作るお菓子に注目しないわけにはいきません。

『ZiZi BAKE』ではこちらのスコーンが定番。店内で食べてもいいし、もちろんテイクアウトもOK。

 『ZiZi BAKE』も、そんな1軒です。場所は、大阪市営地下鉄の堺筋本町駅と谷町4丁目駅の間、「マイドームおおさか」の向かいのビルの2階。小さな立て看板が目印。階段を上がると、ドアの四角い窓越しにお菓子が並んでいるのが見えます。店内はカウンター3席とテーブル2席。木製のカウンターに、さりげなくお菓子が並んでいます。

左:イートインは17時、テイクアウトは19時までオープン。
右:カウンターとケースに並ぶ手作りお菓子の数々。

 オープンは2014年11月19日。大阪出身の高藤愉子(たかふじゆうこ)さんが始めました。

オーナーの高藤愉子さん。

 「いつか、自分のお店を持ちたいと漠然と思ってはいたんです」。カレーとケーキが有名な大阪市内のカフェで、ずっとケーキの製造を担当していた高藤さん。お店のお菓子を作りながら、あちこち食べ歩いたり、本を見たりしては、自分で作ってみる日々。

 小麦粉を全粒粉にしたら、小麦の風味が広がるし、グラニュー糖をてんさい糖にしたら、優しい甘味になる。バターや卵を使わないで作ったり、オーガニック素材も色々試します。

「自分がおいしいと思えるお菓子だけを作ってお店に並べて販売したい。手間はかかりますが、少量ずつ、いろんな種類を作りたいんです。できたてのフレッシュなお菓子のおいしさを楽しんでほしいと思うので」

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2015.02.22(日)
文・撮影=そおだよおこ