「紅ほっぺ」のおいしさをより多くの人に伝えたい

 リゾナーレ熱海の「ナイトストロベリーツアー」は、開業から3年目の2013年にスタートした人気企画。長年携わってきた、アクティビティ ユニットディレクターの村上 麗さん、同じくアクティビティスタッフで今年はリーダーとしてプログラムを牽引した原 翔吾さん。そして、生産者としてスタート時から協力してきた「伊豆ホーリーズ」代表・堀井和雅さんに、本企画の魅力を語ってもらいました。

――「夜のいちご狩り」は、いまやいろいろな農園が開催していますが、リゾートホテルのアクティビティとしては珍しいですよね。まずは企画開発の背景から聞かせてもらえますか。

村上 リゾナーレ熱海から車で30分ほどの伊豆の国市(旧・韮山町周辺)は、県内屈指のいちごの産地です。ここで育てられている「紅ほっぺ」のおいしさをもっと多くの人に知ってほしいという思いから、この企画が生まれました。

 いちごは株で熟し、収穫後に甘みが増すことはありません。摘みたてがいちばんみずみずしく、おいしいので、ぜひそれを味わってほしいです。私自身、こちらで初めて摘みたてを食べたときは本当に感動しました。「紅ほっぺ」の最盛期に実施するアクティビティなので、繁忙期にも関わらず長年ご協力いただいている「伊豆ホーリーズ」の堀井さんには感謝しかありません。

――堀井さんは、リゾナーレ熱海からこの企画を持ちかけられた時、どう思いました?

堀井 突然電話がかかってきたときは驚きましたが、直感で面白そうだと思いました。かけてきたのは新人の女性社員さんで、「オジサンたちには任せておけないので」と(笑)。いざ一緒に動き出してみると、現場のアイデアをどんどん取り入れ新しいことにチャレンジしていく風通しの良さがあり、楽しく関わらせてもらっています。

――伊豆ホーリーズの「紅ほっぺ」のおいしさの秘密とは?

堀井 量よりも質にこだわり、一般的な広さに比べ1.3倍の植え付け間隔を取っています。一粒一粒にたっぷりと日光が当たることで、多くの栄養が行き渡り、甘くて大粒の紅ほっぺが育ちます。いちごの味を大きく左右する水は、地下60メートルからくみ上げた富士山の雪解け水です。

堀井 「紅ほっぺ」は、非常にポテンシャルの高いいちごですが、育て方によって食味は大きく変わります。伊豆ホーリーズの「紅ほっぺ」は、出荷ギリギリまで熟して収穫しているため種も中身も赤い。生食用が大半ですが、加工にも適しています。

 あえて温度を低めに管理し、約30日間かけてじっくり熟成させることで、いちごの中に糖分とコクが限界まで凝縮されます。一般的ないちごの糖度は10.5度くらいですが、私たちの「紅ほっぺ」は15度前後で、ヘタのほうまで甘い。この機会に、ぜひ味わってください。

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