全人類が持つ「承認欲求」という共通点

――与田さんは原作を読まれて、どのような印象を受けましたか?

与田 SNSの表現などが、本当に現代的でリアルだなと。私は芸能活動を始める前は、綺麗な景色を見たとか、そういう小さな幸せくらいしか投稿していなかったんです。でも、この活動を始めてから、初めてSNSの凄さと怖さを身にしみて経験しました。

 だから、SNSをやっている人間なら誰でも共感できるし、自分もタパ子のようになるかもしれないし、影響を受ける側になる可能性もある。すごく面白い物語だなと思いました。

ふせでぃ 嬉しいです。私も以前はSNSを頑張っていた時期があったんですが、今はもう全然頑張れなくなっちゃって。SNSって育てるものというか、常に投稿し続けたり、写真を選んだり、本当に大変だなって。だから、頑張っている人は尊敬します。

与田 本当にすごい時間と労力をかけていますよね。想像以上に時間がかかりますし。

ふせでぃ かかりますよね。

与田 本当に大変だと思います。しかも、何でバズるかなんてわからない。バズった後に「え、バズったんだ」って気づくくらいで。

ふせでぃ そうなんですよね。

与田 なかなかバズらせようとしてバズらせることもできないから。本当に偶然とかが重ならないと。

ふせでぃ そうなんです。でも、ドラマが本当に良かったので、改めてSNSを動かして、宣伝を頑張りたいなって思いました(笑)。

ドラマの先が読める。原作漫画ならではの楽しみ方

――最後に、原作漫画のアピールをお願いします。与田さんが特に好きなところはありますか?

与田 私、1話のタパ子の「たまにはルールから外れないと見れない景色もあるんじゃよ」っていうセリフがいいなと思って。

 本当にそうだなって思うし、ルールは大事ですけど、縛られすぎても面白みがない。絶妙なラインですけど、このセリフは素敵だなって思いました。

ふせでぃ ありがとうございます。あのタパ子と渡辺が、横断歩道が無い道路を渡るシーンは、ドラマでも凄く良かったです。

与田 渡辺が可愛かったですよね。「そんな悪いことしたの初めてだよ」って。可愛すぎます。

 漫画を読んだからこそドラマが楽しめる部分があったり、逆にドラマを先に見てくださった方は、漫画とリンクする部分があって楽しかったりするので、ドラマと漫画どっちも見てほしいなっていうのはすごくあります。やっぱり絵と映像だと、全然違う楽しみ方ができると思うので。

――ちなみに、2巻の最後には、ドラマでは描かれていない、渡辺とタパ子のその後のシーンがあるんですよね。

ふせでぃ そうなんです。お話を閉じるために描いた、最後のエピソードがあって。

与田 二人が付き合ったあとのお話が読めるんですよね。面白いのでぜひ読んでいただきたいと思います。

――本日は貴重なお話をありがとうございました。

「死ぬまでバズってろ!!」

毎週木曜 深夜0:59~
MBSドラマ特区枠
出演 与田祐希、櫻井海音、鈴木仁、星乃夢奈 ほか
HP:https://www.mbs.jp/shinubuzz/
TVer:https://tver.jp/series/sr4bgkjnuk

死ぬまでバズってろ!! 1

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