台湾で大人気の文鳥占い(鳥卦)に、東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を組み合わせた、悟明老師によるオリジナル占い。全体運、仕事運、財運をお届け!


子(ねずみ)年

10月21日(火)~11月19日(水)の全体運・仕事運

 思わぬ重責を背負わされる場面が出てくるとき。頼まれごとや引き継ぎ業務、人の尻拭いなどで、あなたが前に出ざるを得ない流れが生まれやすいようです。周囲は軽く頼んでいるつもりでも、受け取る側のあなたにとっては負担が大きく、内心「なぜ自分ばかり」と感じる瞬間があるかもしれません。

 情に流されてすべてを引き受けてしまうと、心身ともに疲弊しやすくなるため、線引きを明確にすることが重要です。特に、職場や家庭など近しい関係の中では、「助けること=抱え込むことではない」と、自分の中で定義し直す必要がありそうです。

 ただし、まったくの無関心を装うのも逆効果。誠意を見せつつも「ここまではできる、ここからは難しい」と、言葉にして伝えることが、あなた自身を守るだけでなく、周囲との健全な関係性を築くきっかけにもなります。

 そんなふうに力をつくしている姿は、時間をかけて評価につながっていきます。焦ってすぐに見返りを求めず、「自分の軸を持って行動できたか」に意識を向けると、揺らぎやすい時期の心の安定につながるでしょう。

 仕事面では、責任と立場が重くのしかかる時期。軽い気持ちでフォローに回ったことが、いつの間にか最前線に立たされ、予想以上の負担となるという場面が出てきそうです。「助ける=背負う」ことではないと心得て、手出しする範囲についての線引きをすることが肝要です。チームで動く際は、役割や負担のバランスを話し合う機会を持ち、今後の混乱を防ぐようにしてください。

 また、これからのひと月は、実力以上の期待が集まりやすいタイミングでもあります。過去の働きぶりや誠実さが評価され、上層部から大きな仕事を任されたり、チームのまとめ役に抜擢されることも。その一方で、周囲から嫉妬や圧力が生まれやすく、信頼していた同僚が手のひらを返す……ということもゼロではありません。

 “誠実さ”と“自己防衛”の両立が開運の鍵。真面目に取り組む姿勢は大切ですが、他人の評価や感情に振り回され、自分を犠牲にしすぎないことが大切です。

※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。

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