バナナマンの番組でメールを読まれて興奮して朝まで歩き回った

――ちなみに加賀さんは、学生時代にはラジオを聴いていましたか?

加賀 中学・高校時代は『JUNK』(TBSラジオ)をほぼ毎日聴いてました。

 住んでいたのが田舎だったので、電波がよく入る時と入らない時があって、部屋のなかで電波が入る場所を探しながら聴いていたんです。一度『バナナマンのバナナムーンGOLD』で読まれたことがあります。「うわ!!」と興奮して、あまりの嬉しさに朝日が昇るまで外を歩きまわりました(笑)。

――それは興奮しますね。今は、お気に入りのラジオやポッドキャスト番組はありますか?

加賀 こちらも他局で申し訳ないんですけど『マユリカのうなげろりん!!』『紅しょうがは好きズキ!』『はちくちダブルヒガシ』です。3本ともラジオ関西のポッドキャストで、完全にハマってます。

 マユリカさんとは早い段階でお会いできて、『うなげろりん!!』のイベントは配信で観ました。なかでも中谷さんによるひとりミュージカル「七里、山越えて」は腹を抱えて笑いましたね。

――わかります! 面白いですよね。

加賀 紅しょうがさんとはなかなかお会いする機会がなくて、初めて会った時は緊張しました(笑)。

 熊元プロレスはおそらく同期なので「タメ口で話しましょう」という話になったけど、なにしろ緊張していたので“頑張って”タメ口で話しました。

 ダブルヒガシとも会うと「あ、ダブルヒガシだ!」とテンションが上がります。

――ラジオやポッドキャストが好きだからこそのリアクションですね。ところで、加賀さんはもともと芸人が好きで、普段から写真も撮ってらっしゃいますよね。

加賀 僕自身が“ファン”だから、好きな芸人に会うと撮りたくなっちゃうんです。

 僕には写真を撮るセンスがあるというよりは、これまでに積み重ねてきた関係性があって、いろいろな写真を撮ることができていると思います。

 僕は複数の人数を撮る時はなるべくのそれぞれの顔を近づけてもらって撮るようにしています。そのほうが良い写真になるんです。お互いに離れているとスマホで撮った時とあまり変わらないんです。それくらいなんです。

――本当に芸人が好きなのが伝わってきます!

◇◇◇
“我”を出すのではなく、リスナーの声に耳を傾ける加賀さん。堅苦しい日々を逆転の発想で乗り越える。ちょっと生きづらいな、と感じる人には毎週月曜日の夜はJ-WAVEがぴったりです。

J-WAVE『GURU GURU!』

毎週月曜~木曜 22:00~24:00
https://www.j-wave.co.jp/original/guruguru

加賀 翔(かが・しょう)

お笑いコンビ・かが屋のメンバー。岡山県出身。写真の腕にも定評があり、11月15日には芸人を撮影した写真集『芸人地図』(東京ニュース通信社)を発売。写真展「加賀翔 芸人地図 Photo Exhibition」を「hmv museum 渋谷5」にて開催する。ラジオ番組のレギュラーにJ-WAVE『GURU GURU!』、RCCラジオ『かが屋の鶴の間』がある。
Instagram @kagaya_kaga

やきそばかおる

山口県出身。ラジオコラムニスト・インタビュアー・ライター。新聞、ラジオ、雑誌、webで全国のラジオ番組を紹介。取材、インタビューを積極的に行っている。『やきそばかおるのラジオコンシェルジュ』(渋谷のラジオ 隔週金曜18:00~)では毎週、各地のパーソナリティーをゲストに楽しくトーク。元ハガキ職人で、学生時代はハガキ、FAXで多い時には月に330枚を投稿していた。

2024.11.11(月)
文=やきそばかおる
写真=佐藤 亘