◆柳坂曽根の櫨並木

 福岡県の天然記念物に指定されている柳坂曽根の櫨並木(はぜなみき)。かつては灯明用の蝋の原料として植樹されたハゼが、南北約1.2キロメートルにわたり、約260本も現存する希少な並木で『新・日本街路樹100景』にも選ばれている。

  11月中旬から12月上旬ごろになると、ハゼが燃えるように真っ赤に色づき、その美しい光景は久留米の秋の風物詩となっている。

柳坂曽根の櫨並木(やなぎさかそねのはぜなみき)

所在地 福岡県久留米市山本町豊田
https://www.crossroadfukuoka.jp/jp/event/?mode=detail&id=4000000000968&isSpot=1

◆つづら棚田

 うきは市の新川・葛籠地区の山あいの斜面に造られた、400年以上の歴史を持つ「つづら棚田」。「日本の棚田百選」のひとつで、面積は約7万平方メートル、約300枚の精巧な石組みの棚田が階段状に連なっている。

 周囲の山林と調和した景観が美しく、駐車場付近が棚田を一望できる絶好のスポット。秋には、棚田が稲穂の黄金色に染まり、畦道に咲く真っ赤な彼岸花がさらに彩りを添える。また、彼岸花の中には白い花も見られるので、ぜひ探してみてほしい。

 毎年秋には「彼岸花めぐり&ばさら祭り」も開催され、清々しい空気の中で稲穂と彼岸花のコントラストが楽しめるほか、収穫したての新米も購入できる。

彼岸花めぐり&ばさら祭り開催時期:9月中旬

つづら棚田(つづらたなだ)

所在地 福岡県うきは市浮羽町新川3227
https://ukihalove.jp/contents/tuduratanada/

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