この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年9月28日)

» きのうのレシピ「豆苗トマトのっけラーメン」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.76 出汁巻き卵の出汁浸しのっけごはん

 福岡に行ったときに立ち寄ったおでん屋さんのメニューに「出汁巻き卵」というのがあって、驚きました。

 もちろん、「食べたことのないものは全部食べる」を信条にしているので、注文。おでん出汁に浸かった厚焼き卵……すごくおいしかったです。

 そして、これ、絶対ごはんにのっけて食べるとおいしいよねということで、戻ってすぐ実践! 熱々もいいけれど、冷やしたものを炊きたてのごはんにのっける、“冷やあつスタイル”もおすすめです。

■材料(2人分)

[卵液]
・卵:2個
・出汁:小さじ1
・砂糖:小さじ1

[漬け汁]
・出汁:大さじ4
・薄口醬油:小さじ1
・小口ネギ薄切り:大さじ1

・油:適量
・ごはん:適量

■作り方

(1) 漬け汁の材料をあわせておく。

(2) 卵液の材料をボウルに入れて、よく混ぜる。

(3) 卵焼き用のフライパンに薄く油をひいて弱めの中火で熱し、卵液の1/3量を流し入れ、手前から巻く。それを3回繰り返した後、熱いうちに(1)の漬け汁に漬け、ごはんにのっけて食べる。

 ごく小さい卵焼きのフライパンをひとつ持ってると、少量の卵焼きを作るときや、お弁当用の炒め物や揚げ物をするときに重宝しますよ。

 昨日の白央さんのインスタントラーメン、豆苗の出汁を使うなんてニクイ演出! 豆苗1袋も使ったら、ヘルシーで気持ちは0カロリー! ちなみにインスタントラーメンの小技、私、あんまり持ってないです……。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.09.28(土)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔