この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年9月29日)

» きのうのレシピ「出汁巻き卵の出汁浸しのっけごはん」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.77 牛ミントのっけごはん

 タイやベトナムの料理が好きで、大学時代からよく作っていました。

 牛肉をにんにくやナンプラーに軽く漬けてから焼き、ミントを仕上げに加えて炒めるの、なかなかおいしいんですよ。

 蒸し暑いときなんか、口の中が爽やかになっていいんです。

■材料(1人分)

・牛カレー用肉:120g
・ズッキーニ:40g
・パプリカ:30g
・ミント:3g程度
・にんにく:4スライス(2~3g)
・サラダ油:小さじ2
・ごはん:適量

[A]
・ナンプラー:小さじ1と1/3
・醤油:小さじ1
・酒:小さじ2
・砂糖:小さじ2/3

■作り方

(1) 牛肉はひと口大より小さめ、2センチ角ぐらいに切っておく。にんにくはみじん切りにして、パプリカ、ズッキーニは1センチ角に切る。ミントは葉だけにしておく。

(2) 牛肉を容器に入れて、Aとにんにくを合わせ15分おく。

(3) フライパンに油をひいて中火にかけ、(2)、パプリカ、ズッキーニを入れて2分ほど炒める。

(4) 仕上げにミントを入れてザッと炒め合わせ、ごはんにのっける。

 たまに、自分でエスニックな味わいを作って食べることがありますが、それがちょっとした気分転換になっています。ごはんは今回、タイ米を使いました。タイ米の炊き方、書いておきましょうか。

 タイ米は浸水不要。沸騰しているところに入れて10分ほど煮たら、ざるにあげて鍋に戻し、フタをして10分程度蒸らせば炊きあがり。日本米と全然違う炊き方が面白いですね。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.09.29(日)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔