この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年9月13日)

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連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.61 刻みおしんこのっけ冷やし茶漬け

刻みおしんこのっけ冷やし茶漬け。
刻みおしんこのっけ冷やし茶漬け。

 ああ……昔はどんなに暑かろうと食欲が減退することなんてなかったのに、今じゃてきめんにやられてしまう。蒸し暑い日々が続くと食欲、湧かないんですよねえ。

 そんなとき私を助けてくれるメニューのひとつが、これ。

 野菜のぬか漬を細かく刻んで冷やめしにのっけて、冷たいお茶でいただきます。ぬか漬け独特の酸味が食欲を誘って、いいもんですよ。

■材料(1人分)

・野菜のぬか漬け:キュウリ、ニンジン、ナス、大根など各2切れ程度
・冷やごはん:1膳分
・好みの冷たいお茶、いりごま:適量

■作り方

(1) ぬか漬けをそれぞれ細かく刻む。

(2) ごはんをよそって(1)をのせ、冷茶をそそぎ、ごまを散らす。

 食欲の沸かないときって、うま味やコクをばっさり減らして、シンプルな味わいを基調にするといいですね。

 ごはんは水でひと洗いして、ざるに上げてから使うと、より食べやすくなります。お茶は今回冷たいお煎茶を使ってますが、麦茶でもウーロン茶でも合いますよ。

 先日しらいさんが紹介してた松山あげ、ホント好きなんですよ、私。愛媛で工場見学したこともあるんですが、丁寧に作られてました。全国のスーパーでも置くとこ、増えてますよ!

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.09.13(金)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔