この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年8月27日)

» きのうのレシピ「アジのコチュジャン風味丼」


vol.44 豚トマキムチ丼

豚トマキムチ丼。
豚トマキムチ丼。

 「同じ色は相性がいい」シリーズ。

 我が家の夏の豚キムチには、ほぼ100%トマトが入ります。トマトが入るとややとんがっているキムチの味がまろやかになって、とてもおいしいんですよ。味つけはオイスターソースをほんの少し入れるだけ。

 キムチだけでも充分おいしいので、材料は適当でOK。豚肉はやはり脂がある豚バラ肉がおいしいですね。夏の疲れがおそらくピークを迎えるこの時期にぴったりの、ガツンと元気が出るのっけごはんです。

■材料(1人分)

・豚バラ薄切り肉:50g
・キムチ:50g
・トマト:1/2個
・玉ネギ:1/4個
・にら:1本
・ごま油:小さじ2
・オイスターソース:小さじ1/2
・ごはん:適量

■作り方

(1) 豚肉は2センチ幅に切る。キムチ、トマトはざく切りにする。玉ネギは1センチ幅の薄切りにする。にらは4センチの長さに切る。

(2) フライパンにごま油を入れて、中火で熱し、豚肉を炒める。豚肉の色が変わったら、他の材料を加えてさらに2分ほど炒め、水大さじ3、オイスターソースを入れて全体をなじませる

(3) (2) をごはんにのっけていただく。

 豚肉の代わりに鶏肉もおすすめです。鶏肉を使うなら断然モモ肉。モモ肉なら多少加熱しすぎても固くならずおいしくいただけます。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.08.27(火)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔