◆黒滝山

 奇岩屹立する標高266mの黒滝山には観音堂や33体の石仏があり、登山遊歩道や頂上からの眺望はすばらしく、眼下には大久野島、芸予諸島、遠く四国連山を一望できます。

 山頂の観音堂は、天平年間(730)僧行基の創建と伝えられています。観音堂内の十一面観音像は鎌倉時代の名作です。また、桜、梅、カエデなどが多く、頂上周辺には奇岩がそびえ南画の山水図を見るような美しさです。

 乃木大将が明治39年に登山した際、周辺の風光に歓声を放ったという“腰掛岩”から見える芸予諸島、四国連山の眺めは絶景です。

 黒滝山の山腹、山嶺の岩肌に観音像(文政4年完成)が彫られ、「西国三十三カ所霊場」となっており、古くから信仰の山として知られている。これらの観音像は、1メートルほどの坐像・立像で、西国三十三霊場の本尊像です。この石仏を全部回るには、3時間ほどかかります。

黒滝山(くろたきさん)

所在地 広島県竹原市忠海町
https://www.takeharakankou.jp/spot/4316

◆夕呉クルーズで見る自衛隊の儀式

 呉湾艦船めぐりは、艦船を眺めながら呉湾をめぐる人気のクルージング。

 造船所で建造される大型船や海上自衛隊の艦艇や潜水艦など、呉湾に浮かぶ多彩な艦船を至近距離で見学できる大迫力のクルーズです。

 ここでは、海上自衛隊OBによる各艦にまつわる解説が人気。 

 日の入り15分前に出航する1日の最終便の夕呉クルーズ(乗船2日前までに要予約)では、自衛官のラッパの吹奏に合わせて自衛艦旗を降納する儀式を見ることができます。

 海上自衛隊の規律正しい訓練の様子は、日常では目にすることのできない貴重な情景です。

夕呉クルーズで見る自衛隊の儀式(ゆうくれクルーズでみるじえいたいのぎしき)

所在地 広島県呉市宝町4-44 呉中央桟橋
https://dive-hiroshima.com/explore/2726/

2024.07.31(水)
文=CREA編集部