◆世羅高原農場「ひまわりまつり」

 四季折々の花を楽しめる地域として有名な世羅町。なかでも世羅高原エリアにある「世羅高原農場」では、15万平方メートルもの広大な敷地に咲く季節の花々を観賞できる。

 夏に園内を彩るのは、黄金色に輝くひまわりの花。八重咲きの「東北八重」や、1株から100輪もの花をつける「サンフィニティ」といった珍しいひまわりが見られ、合計50品種約110万本の花々が、西日本最大規模となる6万5,000平方メートルの畑に咲き誇る。

 また、見ごろの時期には「ひまわりまつり」が開催され、ひまわり畑につくられた「ひまわり迷路」や「花摘み体験」「夏らしい風鈴の絵付け体験」などのイベントも楽しめる。

ひまわりまつりの開催期間:2024年7月27日(土)~8月25日(日)

開園時間:9時〜18時(最終入園17時30分)※8月11日〜15日は8時に開園
入場料:大人700円〜1,200円、4才〜小学生300円〜600円、0〜3才無料。※入園料は開花状況によって変動

世羅高原農場「ひまわりまつり」(せらこうげんのうじょう「ひまわりまつり」)

所在地 広島県世羅郡世羅町別迫1124-11
https://dive-hiroshima.com/events/events-29101/

◆三次の鵜飼

 「三次の鵜飼」は、広島県を代表する夏の風物詩。潜水して魚を捕まえる鵜の習性を利用した伝統漁法で、「広島県無形民俗文化財」に認定。「古事記」や「万葉集」にも登場する歴史ある漁法だ。

 鵜匠は伝統に倣い、烏帽子に腰蓑装束を纏い、木造の「ささ舟」に乗って漁を行う。7メートルもの手縄をさばき、8羽の鵜を操る様は匠の技。遊覧船はささ舟と並走するため、食事をしながら鵜匠の姿や鵜の泳ぎを間近から眺められる。

 約450年の歴史と伝統を誇る優雅な歴史絵巻を、ぜひご覧いただきたい。

開催期間:2024年6月1日(土)~9月10日(火)の金曜から月曜。最終日のみ火曜運航
乗合乗船料金:大人4,000円(中学生以上)、小学生2,000円
食事:鵜飼御膳・お茶付き1人前3,500円、幕の内・お茶付き1人前2,200円

三次の鵜飼(みよしのうかい)

所在地 広島県三次市 十日市親水公園内鵜飼乗船場
https://www.miyoshi-dmo.jp/miyoshi-ukai-lp/

2024.07.31(水)
文=CREA編集部