世界初のオフィシャル・シャンパン・ホテル

 “シャンパーニュの世界を知ると、日常はもっと優雅になる”。

 2024年1⽉、大阪・心斎橋エリアに新たな大人のためのホテル「Cuvée J2 Hôtel Osaka by 温故知新(キュヴェ・ジェイツー・ホテル オオサカ・バイ・オンコチシン)」がグランドオープンした。

 同ホテルは、11の名門シャンパーニュ・メゾン(生産者)に働きかけを行い、正式に許可を得た世界初となる“オフィシャル・シャンパン・ホテル”だ。

 11のメゾンは、「ボランジェ」「シャルル・エドシック」「レア・シャンパーニュ」「テタンジェ」「ジョセフ・ペリエ」「ニコラ・フィアット」「ラリエ」「ジャン・ヴェッセル」「テルモン」「キュペルリー」「ドゥモアゼル」。

 全11室の客室は4~14階にあり、ワンフロア・ワンルームという贅沢な造りで、すべてが異なる独自のキュヴェルームだ。

 11の名門シャンパーニュ・メゾンの公認を得て共同で造り上げられた客室(キュベルーム)は、各メゾンの世界観が表現された、まさに唯一無二の大人の隠れ家。

 世界的建築家の小川晋一氏が手掛けたミニマルで洗練されたデザインのキュヴェルームでは、各メゾンの歴史や想い、世界観、シャンパーニュ文化が体感できる。

 客室のプロジェクター(14階のみTV)でここでしか見られない各メゾンの紹介・メッセージ動画が視聴できるほか、宿泊するキュヴェルームのメゾンで統一したラインアップのセラーを備えているのも特徴だ。

 各客室では、メゾンからの特別なメッセージとともに、それぞれのメゾンが厳選した特別なシャンパーニュ1本が添えられ、ゲストを出迎えてくれる(※シャンパーニュ付きプランの場合)。

 また、いつでもお湯が張られ、常に最適な温度で保たれている「エニータイムバス」を全室に完備。バスアメニティには、北海道余市のワインを醸造する際に廃棄されてしまう白ブドウの皮をアップサイクルし、サステナブルな製品開発を行なうライフスタイルブランド「クロノシャルム(CHRONOCHARME)」を採用。細部までこだわりが詰まった空間づくりも魅力のひとつだ。

2024.05.28(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)