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ピクシー・ホロウの四季を巡る「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー

 ティンカーベルが作った乗り物「ビジー・バギー」に乗って、ネバーランドの妖精の谷「ピクシー・ホロウ」の四季を巡るのが、「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」。

 入り口のゲートを潜ると、そこはもう妖精の谷。妖精のサイズになったゲストは、大きな花やキノコ、チーズ、文房具などの脇をすり抜け、ビジーバギーに乗り込みます。

 与えられたミッションはティンカーベルの配送のお手伝い。夏の湿地では特大のひまわりやミツバチに出会い、秋の森にはカボチャやとうもろこしなどのお野菜がいっぱい。冬の森では凍った地面にスピンしそうになったり、春の谷では妖精たちがハチに色付けする様子を目撃したり……。妖精の谷には見どころが多すぎて、1度ではとても全てをチェックしきれないほど。さまざまなところに目を凝らして、自分だけの発見を探してみるのも楽しいはず。

 もう1つのアトラクションが、フック船長に連れ去られたジョンを、ピーターパンやウエンディとともに救出する「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」。

 ロストキッズたちとともに、ピーターパンからジョンの救出ミッションが伝えられたら、3Dゴーグルを手にいざボートに乗船。

 ネバーランドに出発できるように、ティンカーベルがボートに妖精の粉を振りかけると、ボートは一気に空へと上昇! 風を切り、川をくだり、海を越え、やがて見えてくるのはフック船長の乗る海賊船。ボートも船に接近して、ピーターパンの戦いを援護します。

 無事にジョンを助け出したボートは、ウエンディたちが住むロンドンの街へ。雲を抜け、ビッグベンの脇をすり抜け、ロンドン橋の下をくぐり……美しい景色と吹き付ける風は、本当にロンドンの街を飛んでいるような、不思議な体験! 迫力満点の空中浮遊は3Dということを忘れてしまうほどリアルで、クセになる楽しさです。

 東京ドーム約3個分もの敷地に、見どころがたくさん詰まったファンタジースプリングスのオープンは6月6日。ぜひ夢の世界に心ゆくまで浸ってください。

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2024.05.09(木)
文=林田順子
写真=佐藤 亘