Magnificent View #141
パリ市庁舎(フランス)

(C) Andy Lee / Masterfile / amanaimages

 パリ市庁舎は、そもそも17世紀にネオルネサンス様式で造られた壮麗な建築物だった。

 が、1871年に勃発したパリ・コミューンの騒乱において、完全に焼失してしまう。その後、当初の建物を忠実に再現する試みが行われ、現在に至る。まさに、ヨーロッパ文化の懐の深さを感じさせるエピソードであるといえよう。

 冬季を迎えると、庁舎前の広場にはスケートリンクが設けられる。花の都で華麗な滑りを披露するなんて、一生の思い出になることは間違いない。

 ちなみに、写真家ロベール・ドアノーがこの建物の前でキスをするカップルをとらえた一枚「パリ市庁舎前のキス」は、写真史上に残る傑作としてその名を残す。

Column

今日の絶景

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2014.02.18(火)