冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。
凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。
暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、滋賀県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。
» #01 綿向山の樹氷
» #02 メタセコイア並木
» #03 余呉湖
» #04 勝部の火まつり
» #05 竜王のおひなさん
» #06 曽根沼
» #07 三上山
» #08 琵琶湖の渡り鳥
» #09 池に映る伊吹山
» #10 第1なぎさ公園の菜の花と比良山地
◆綿向山の樹氷
「綿向山」は、滋賀県、岐阜県、三重県にまたがる鈴鹿山系の一峰。標高は1,110メートルで、山中には登山道がしっかり整備されているため、登山初心者にも人気がある。
樹氷が美しいことでも知られており、冬になると山頂付近の木々が樹氷で覆われ、神秘的な光景に。
また、山頂からはすばらしい眺望も望め、眼下に近江盆地、琵琶湖の向こうに比叡山脈、空気が澄んだ冬には北アルプスや南アルプスの山々まで眺められる。
※登山の際は、十分にご準備の上お出かけください。
※令和6年4月~令和8年末まで間伐、作業道開設工事のため綿向山への入山が禁止されます。
見ごろの時期:12月~2月ごろ
綿向山の樹氷(わたむきやまのじゅひょう)
所在地 滋賀県蒲生郡日野町
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/28904/
◆メタセコイア並木
高島市のレジャースポット「マキノ高原」まで続く道沿い約2.4キロメートルに、整然と並ぶ約500本のメタセコイア。
昭和56年(1981)に防風林として植えられたもので、現在では大きいもので25メートルを超えるほどに成長。この雄大な並木は滋賀県の有名な景色であり、CMなどの撮影スポットにもなっている。
新緑や紅葉のすばらしさはもちろん、ふわふわの新雪をかぶった景色も見事で、心が洗われるようだ。
メタセコイア並木(メタセコイアなみき)
所在地 滋賀県高島市マキノ町蛭口~牧野
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/8069/
2023.12.29(金)
文=佐藤由樹
協力=公益社団法人びわこビジターズビューロー企画広報部