◆クロアチア風ソーセージ(チェヴァプチチ)/クロアチア

 ソーセージの原型と呼ばれている挽き肉料理。たくさんのスパイスやハーブを加え、プリッとした食感には重曹を使います。

 ポイントは、肉に焼き目をつけること。炭火で焼くのがベストですが、グリルパンやオーブンで焼いてもOKです。

 焼きパプリカのソースは、香ばしくややスモーキーな仕上がり。近隣諸国でも広く親しまれる伝統料理で、チェヴァプチチは「小さなケバブ」を意味します。

●材料(4人分)

<ソーセージ>
・ラム肉(ネック):500g
・にんにく(すりおろす):1片
・卵白:1個分
・重曹:小さじ1/2
・パプリカパウダー:小さじ1
・塩:小さじ1/2
・胡椒:少々
・玉ねぎ(みじん切り):1/2個
・パセリ(みじん切り):1枝
・イタリアンパセリ(刻む):適量

<ソース>
・パプリカ(赤):2個
・なす(小):1個
・にんにく:1片
・塩:小さじ1
・胡椒:少々
・オリーブオイル:大さじ1

●作り方

(1)ソーセージを作る。ラム肉は包丁で粗く刻み、フードプロセッサーでミンチ状にする。

(2)にんにく、卵白、重曹、パプリカパウダー、塩、胡椒を入れてよく捏ね、玉ねぎとパセリを加えてさらに捏ねる。

(3)7センチ程度の大きさの棒状に成形してフライパンで焼く。

(4)ソースを作る。パプリカとなすをコンロで皮が真っ黒になるまで直火で焼き、皮をむいてざく切りする。

(5)フードプロセッサーに入れ、にんにく、塩、胡椒、オリーブオイルを加えてペースト状のソースにする。

(6)(3)を器に盛り、イタリアンパセリを散らし、(5)をつけながらいただく。好みでレモンを絞る。 

2023.12.19(火)
文=菊池一弘、CREA編集部
撮影=橋本真美(Troca Inc.)