本格的な冬の寒さが到来。こんな日には、スペインの修道院に伝わる煮込み料理に挑戦してみませんか。ストック食材や身近な調味料を入れて、鍋まかせにできる煮込み料理は、簡単で一度にたくさん作れるのが魅力。

 また栄養バランスも良く体にもやさしく、いいことづくめです。修道女から教わった伝統料理を紹介する、丸山久美さんの書籍『修道院の煮込み スペインバスクと北の地方から』に掲載されているレシピからとっておきの味をご紹介します。


“サンタ・クルス修道院”に伝わる「手羽元のビール煮込み」

●材料(4人分)

・鶏手羽元:8本(約480g)
・玉ねぎ(薄切り):1個
・にんにく(みじん切り):1片
・ビール:350ml
・オリーブオイル:大さじ1
・塩、黒こしょう:各適量

●作り方

(1)鍋にオリーブオイルを弱火で熱し、玉ねぎを炒める。しんなりしたらにんにくを加え、香りが出るまで炒める。塩、黒こしょう各少々をふった手羽元を加え、全体を中火でこんがり焼く。

(2)ビールを加え、ふたをしないで弱火で30〜40分煮、塩、黒こしょうで味を整える。

 はちみつを少し加えてもおいしい。ビールは苦みが立ちすぎないマイルドなラガービールを使うのがおすすめ。

2023.12.06(水)
文=CREA編集部
写真=馬場わかな
スタイリング=花沢理恵