女性のライフステージにおける健康課題などを最新技術で解決する「フェムテック」、技術を必要としない「フェムケア」に関連した商品やサービスが一堂に会する、「第2回Femtech Tokyo(フェムテックトーキョー)」が、2023年10月5日(木)~7日(土)まで東京ビッグサイトで開催されました。
連載企画「フェム ヘルス ラボ」で、女性が自分らしく生きやすくなる情報を発信している『CREA』も、昨年の第1回に続いてブースを出展。会場の様子とともにリポートします!
日本最大規模のフェムテック&フェムケア展
会場には、およそ200社の大小のブースが、女性のライフステージに合わせて、「生理・月経」「妊活・妊よう」「妊娠期・産後」「プレ更年期・更年期」「女性の健康全般」と、5つのゾーンに分けて展開。
昨年は、吸水ショーツや月経カップなど、生理に関連したアイテムやインナーウエアが目立ったけれど、今年は男性不妊の相談コーナー、妊婦体験や生理痛VR体験など、女性の体についてより理解を深められるようなコーナーが新たにお目見え。フェムテック&フェムケアを女性だけの問題と捉えるのではなく、社会全体で広く認知されるような取り組みが増えているように感じました。
そんな中『CREA』のブースでは、今年10年ぶりに復活した妊娠・出産をテーマにした特集号「母って何?」を中心に展示。ブースを訪れた方々に「あなたにとって、母とは何か」を問いかけ、沢山のご意見をいただきました。
女性の生涯に寄り添い、インナーウエアから快適な毎日を
ジュニアから更年期世代、そして生涯にわたって。それぞれのライフステージを快適に過ごせるアイテムを身につけたトルソーが一列に並び、会場でも一際注目を集めていたのが、ストッキングなどのインナーウエアを手がける老舗メーカー「Atsugi」のブース。
サニタリーショーツなどの定番アイテムから、日常を快適に過ごせるパンティ部レスでムレにくいストッキング、ゆらぎ世代に向けた多汗などに対応するインナーウエア(参考出品)まで、「なるほど、これがあったら快適だよね」という新たな出会いがたくさんありました。
2023.10.31(火)
文=今富夕起
撮影=鈴木七絵