鶏とまいたけのあったか和スープの作り方
■作り方
（1）鶏もも肉は5～6センチ角に切って、全体に塩をしておく（塩は分量外。鶏肉は角切りで売られているものもあるので、精肉コーナーでチェック！）。しょうがは皮付きのまま洗って、水気をふいておく。
（2）まいたけは食べやすい大きさにほぐし、オーブントースターに5分前後かけ、ふちが軽くこんがりするまで熱する。※こうすることでスープ全体の香ばしさが増します！
（3）鍋に（1）、（2）、水を入れて沸かし、［A］を入れたら中火にして、アクを取りつつ5分煮たら完成。
鶏とまいたけはいい出汁になる二大アイテム、体がホッとする味わいをぜひ日常に取り入れてください。ごはんを入れて雑炊にしてもいいですよ。
カロリーを抑えるなら鶏のささみ肉でやるのもおすすめ。ささみも実にいい出汁が出ます。
栄養バランスを考える人は、青菜類も一緒に煮ませんか。小松菜、ちんげん菜、豆苗などが値段も手頃でアクも少なく、おすすめ。食べやすい大きさに刻んで、1～2分も煮ればOKです。あ、ラクさでいえば冷凍のほうれん草もいいですね。
私は冷凍野菜を常備しており、「野菜が足りないな」というとき、スープや汁もの1人前に対して「ひとつかみ」の割合で加えています。上の写真も、ひとつかみの冷凍ほうれん草を加えてサッと煮たもの。すぐに火が通るのも魅力です。
これからどんどん秋も深まってきます。みなさんどうぞ体を冷やさず、風邪に気をつけて。加湿も必要な季節になってきましたねえ。
それでは、また来月。
白央篤司（はくおう あつし）
フードライター。「暮らしと食」をテーマに、忙しい現代人のための手軽な食生活のととのえ方、より気楽な調理アプローチに関する記事を執筆する。近著に『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』（大和書房）がある。
https://hakuoatsushi.hatenablog.com/
Column
白央篤司の罪悪感撲滅自炊入門
料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言＆レシピ。冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか？
2023.10.19(木)
文・撮影＝白央篤司
