この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年10月6日)

» きのうのレシピ「白央流ベーコンエッグ丼」


vol.84 ソースカツのっけ丼

ソースカツのっけ丼。
ソースカツのっけ丼。

 最近、私の心をつかんでいるカツ丼といえば、福井県を旅した時に出会ったソースカツ丼。薄切りカツをソースにくぐらせて、座布団のように重ねてごはんにのっけていただくこのカツ丼。最高です!

 このカツは薄切り肉を折りたたんで揚げてます。薄切りカツはおそらく市販品がないので、がんばって自分で揚げて下さい。

 食べようと思った量の1.5倍くらい揚げた方がいいですよ。止まらなくなるので。

■材料(1人分)

・豚薄切り肉(生姜焼き用):8枚
・塩、こしょう:少々
・ごはん:適量

・薄力粉:適量
・卵:1個
・パン粉:適量
・揚げ油:適量

【つけだれ】
・ウスターソース、みりん:各大さじ3
・醤油:大さじ1
・砂糖:小さじ1

■作り方

(1) つけだれの材料を小さい鍋に入れて中火で熱し、沸騰したら火を止め、そのまま冷ます。

(2) 豚肉は半分に折りたたみ、塩、こしょうをふり、小麦粉をまぶす。溶き卵にくぐらせ、パン粉を薄くまぶす。

(3) フライパンに2センチほど油を入れて、中火(180度)で熱し、(2)を上下を返しながら1~2分ほどきつね色になるまでカリッと揚げ、(1)にくぐらせ、ごはんにのっける。

 新潟県にも「タレカツ丼」という名物B級グルメがあります。それより先に福井県のソースカツ丼を紹介してしまった非県民の私をお許しください。なんせ、そういう気分だったもので。

 タレカツ丼もそのうちご紹介します。見た目、ほぼ一緒ですが。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.10.06(金)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔