ハリウッドで活躍する監督、俳優、歌手……スターたちが影響を受けた映画とは? 他では聞けない、ベスト3(人によってはベスト1、ベスト2の場合もあり)を紹介します。心に沁みるコメントも一挙掲載!
セリーヌ・ディオン(Celine Dion)
1968年カナダ生まれ。歌手、女優。シングル&アルバム総売り上げは2億枚を超える。『美女と野獣』('91)、『タイタニック』('97)、『アンコール!! 』('12)など数多くの映画にサウンドトラックを提供している。
1位『タイタニック』('97米)
「私の曲が主題歌に使われて人気が出たのがまず嬉しいし、あれほどの強い恋、歴史的航海と悲劇が何とも言えません」
実際に起きたタイタニック号沈没事故をもとに、貧しい青年と上流階級の娘の悲恋を描く。
監督:ジェームズ・キャメロン/出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット
2位『風と共に去りぬ』('39米)
「スカーレットという名前を聞いただけでドラマティックな気分になってしまう。これも南北戦争という歴史の中で展開した悲恋。こういうロマンスにとても弱いのです」
南北戦争前後のアトランタが舞台。炎のような女、スカーレット・オハラの半生を描く。
監督:ヴィクター・フレミング/出演:ヴィヴィアン・リー
3位『愛情物語』('56米)
「見事に美しいキム・ノヴァクと美男のタイロン・パワーがピアノの前でラブシーンを演じる素晴らしさ。エディ・デューチンという実在のピアニストの短い人生を詩的に、鮮やかな色彩で描いた音楽映画もののベストです」
1930年代から40年代にかけて活躍した実在するピアニスト、エディ・デューチンの生涯を感動的に描く。
監督:ジョージ・シドニー/出演:タイロン・パワー、キム・ノヴァク
2014.01.06(月)
成田陽子=取材・文
アフロ=写真提供