ハリウッドで活躍する監督、俳優、歌手……スターたちが影響を受けた映画とは? 他では聞けない、ベスト3(人によってはベスト1、ベスト2の場合もあり)を紹介します。心に沁みるコメントも一挙掲載!
オスカー・アイザック(Oscar Isaac)
1980年グアテマラ生まれ。05年、ジュリアード学院を卒業。アメリカで活躍する俳優。主な出演作は『ドライヴ』('11)、『ボーン・レガシー』('12)。最新作『Inside Llewyn Davis』('13)はカンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
1位『レジェンド/光と闇の伝説』('85米)
「トム・クルーズのファンタジーロマンス。僕にとっては初めて夢中になった映画。何から何まで全てが綺麗で、トムがとびきりクールだったから」
決して触れてはならないユニコーンの角に触ってしまった王女が呪いを受け、救出のために森の若者が闇の魔王と闘う。
監督:リドリー・スコット/出演:トム・クルーズ、ミア・サラ
2位『ミッション』('86英)
「カトリック教徒として育ったから、宣教師たちが命を賭けて、南米のジャングルの中を行く情熱に打たれた。僕の信仰心を試すストーリーでもある」
1750年代、スペイン植民地下の南米で、キリスト教の宣教師たちは先住民族に布教しようとするが。
監督:ローランド・ジョフィ/出演:ジェレミー・アイアンズ、ロバート・デ・ニーロ
3位『狼たちの午後』('75米)
「シドニー・ルメット監督の傑作。銀行強盗をしたあとの行いが、実によく人間の本性を見せていて、性格描写が素晴らしい。サスペンスも見もの」
白昼のブルックリンの銀行を2人組の強盗が襲うが、出だしからトラブルに見舞われ、銀行に籠城することになり……。
監督:シドニー・ルメット/出演:アル・パチーノ
2013.12.26(木)
成田陽子=取材・文
アフロ=写真提供