最高級黒毛和牛卸業「ヤザワミート」といえば、次々と新しい展開で肉好きを虜にしている会社。その「ヤザワミート」がプラントベースミートを使ったハンバーガーを完成させたという。
数々の名物を生み出しているお肉ありきの会社がハンバーガーを生み出した理由と、そのお味は?
今、ミートヤザワがプラントベースに取り組むワケ
「ヤザワミート」といえば、ハンバーグの「ミート矢澤」や「焼肉ジャンボ白金」、すき焼き・しゃぶしゃぶの「今福」……最高級の黒毛和牛をとにかくおいしく食べられるお店に定評があり、肉好きの信頼を得ている。
肉好きに言わせてみると「プラントベースミートはおいしくない」。確かに、世間には多くのプラントベースミートや代替肉が多く出回り始めているが、考え方が先行し、味がおざなりになっている心象は否めない。そして、大豆からたんぱく質を抽出するために大量の化学溶剤が使われており。その残留物が健康に有害な可能性があり、「大豆ミート製品は環境にはいいが、健康には悪い」と言われ始めている。
実は、「ヤザワミート」は化学調味料を使わずにおいしいメニューを提案することに長年注力してきた企業でもある。「もっとおいしく、安全なプラントベースミートは作れないだろうか?」と、統括総料理長の福島亮氏と開発メンバーは立ち上がった。
2023.06.10(土)
文=CREA編集部