精肉卸の会社「ヤザワミート」といえば、ハンバーグの「ミート矢澤」、焼肉の「焼肉ジャンボ白金」、ハンバーガーの「BLACOWS」などなど、極上の黒毛和牛を日本だけでなく世界中に伝える、肉好きに知らない人はいない存在。

 2022年秋、そんなヤザワミートが長野県・白馬村にステーキレストランを作ったとなれば、訪ねてみないわけにはいきません。

 そのレストランは、世界からセレブが訪れる特別な場所の一角にありました。


新たなるレストランは超高級リゾートの中

 白馬村は、夏は避暑、冬はウインターアクティビティが充実し、北アルプスが四季折々の表情を見せてくれます。秋には、常緑樹、紅葉、新雪の彩りが重なる絶景が拝めるそうです。

 今回、新しいレストラン「灼麓館(シャロッカン)」が誕生したのは、白馬村に完成したばかりのリゾート「KANOLLY Resorts HAKUBA(カノリー リゾーツ ハクバ)」の一角にあります。こちらは、2階建ての延べ面積400平米の施設を貸し切りのみ、1泊1組60万円というケタ外れのラグジュアリーリゾートです。

 とはいえ、「灼麓館(シャロッカン)」は予約が取れれば誰でも訪れることができるのでご安心を!

 白馬の夜は本当に静か。1000平米の庭を持つプライベートリゾート、そして雪が降ればますます静けさを味わうことができるでしょう。レストランもまた、静けさの中にあります。

 ヘッドシェフを務めるのは長屋英章さん。フランスでは三ツ星レストランなどで修業を積み、「L’Effervescence」や「NARISAWA」でも活躍。2017年には香港に渡り、レストランをプロデュースしていました。

 長屋シェフはこのプロジェクトを機に、白馬村へ移住。大都会から自然に囲まれた環境に飛び込んだわけですが、すっかり白馬村に魅入られている様子。生産者を直接訪ねたり、直売所で知り合ったおばあちゃんと意気投合し、お漬物の作り方を教わることもあるそうです。

2023.02.01(水)
文=CREA編集部