オーガニックの聖地「アリサン」で広報がリアルに常備するフード6選！【ショップ篇】

GOURMET

2022.7.22

　2022年7月15日、東京・代々木公園にオープンした「アリサンパーク」。1980年代からオーガニックとベジタリアンという食の選択肢を提案してきた「アリサン」が、カフェとショップ、そしてイベントスペースが丸ごと入ったビルを完成させたのです。

　前回は【カフェ篇】で、動物性の食材をいっさい使わずに満足感・幸福感に浸れるメニューをご紹介しましたが、今回はPRを担当する、サステナブルフードスペシャリストの松浦裕香里さんに、プライベートでも欠かせない常備アイテムをうかがいました。

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自分はビーガンじゃないからこそ美味しいものだけ選んでいる

　今回、「アリサンパーク」のオープンのPRを担当しているのが松浦裕香里さん。オーガニックやプラントベースのブランドのフリーランスPRコンサルタントとして活躍しています。

「私自身は厳格なビーガンでもベジタリアンでもないんです。だからこそ、考え方だけでなく、私自身をハッピーにしてくれる本当に美味しいものを常備しています。結局、美味しくないと食べ続けられないので、それじゃあ本当の意味でサステナブルじゃない！という考え方。でも、いわゆるサステナブルな考え方にのっとって作られたフードは、毎日食べているうちに体が喜び、納得する。だから、知れば知るほど食卓に上がる頻度は高くなっています」(松浦さん)

　では、そんな松浦さんの「アリサンパーク」で買えるお気に入りオーガニックアイテムを教えてもらいましょう。

◆有機ピーナッツバタークランチ

　アリサンのオリジナルアイテムの中でもリピーターが大勢いるというピーナッツバター。「トーストに塗るだけでなく、ソースやあえ衣、ドレッシングにも。こちらは粒ありのタイプで。なめらかタイプもあります。ピーナッツの自然で濃厚な味や、粒の香ばしさが大好きで、ピーナッツバターはず～っとこれ」(松浦さん)

◆ジャックのグラノラ

　創業者でオーナーのジャックが、お母さんのレシピをもとに作るグラノラ。オーツ麦やレーズン、ココナッツなどがみっちり。「時間がない朝はヨーグルトにこちらをシャッといれていただきます。リモートで外に出ない日は、これだけで十分！というくらい満足感があるんです。『ママのグラノラ』もあり、そちらは麦や種がメインでシンプルな感じ。私はいろんな味を楽しみたくてこちら(笑)」(松浦さん)

◆スパークリング有機マテ茶

　ノンカフェインのマテ茶に、オレンジジュースやレモンジュースなどをブレンドしたドイツ生まれのスパークリングドリンク。1本買うごとに約7円が自動的に寄付されます。「出合って以来、夏に欠かせない存在。ボトルも可愛くて花を生けたりしているのですが、ソープポンプやオイルディスペンサーを付けてアップサイクルしたり、考え方にも賛同。夏のプチギフトにもぴったりで、記者さんへの差し入れなどに」(松浦さん)

◆ファラフェルミックス

　中東料理のファラフェルは、ひよこ豆などの豆に香辛料を混ぜ、丸めて揚げたもの。こちらは簡単に作れるミックスパウダーです。「ファラフェルが大好きなんですが、ひよこ豆をひと晩戻して、つぶして……とかなり手間がかかります。これは既に粉末状になっており、油とお湯とレモン汁を混ぜて、丸めて揚げるだけ。休日に一気に作って、冷凍しておくのがルーティーン」(松浦さん)

◆プラントベースアメリカンチーズ風スライス

　スライスチーズ代わりに使ってほしい、プラントベースのアメリカンチーズ。ココナッツオイルベースで、じゃがいもや豆を使っています。「乳加工品を摂りすぎるとおなかが痛くなったり肌の調子が悪くなったりすることに気づき、できるだけ減らすようにしています。これなら、濃厚なチーズ風トーストにしたり、クラッカーにのせてワインのおともにしたり」(松浦さん)

◆プラントベース・有機スプレッド

　ココナッツオイルや菜種油などを使った、バターの代わりになるスプレッド。少しやわらかいテクスチャーとアーモンドのコクで汎用性の高いアイテムです。「日常的にバターの代わりに使っています。まるでいつもバターのようなリッチな風味に仕上げることができて幸せ。なにを炒めても美味しいけれど、おすすめはアスパラとイカの炒めもの。ギルトフリーに楽しめます」(松浦さん)

　オーガニックやプラントベースに詳しく、やっぱり毎日忙しいし、ジャンクフードも食べる！という松浦さんのリアルなチョイス、いかがでしたか？「本当に美味しくて、長く食べられるものこそサステナブル」と、松浦さん。少しずつ取り入れていきたいですね。