ドイツの宮殿や城の建築と内装の芸術美は、訪れる者を感嘆させてやまない。多くの城から旅先として行くべき10の名城を厳選。その姿からは、往時の栄華が言葉なく伝わってくる。
#8 Schloss Lichtenstein(リヒテンシュタイン城)
騎士物語への憧れから生まれた断崖の城
ミュンヘンから200kmほど離れたシュヴァーベンアルプ地方の断崖絶壁に立つリヒテンシュタイン城は、少しユニークな来歴を持つ。中世を舞台とする騎士物語「リヒテンシュタイン」に登場する城に憧れたヴュルテンベルク伯爵ヴィルヘルム・ウラッハが、廃城を改築して1857年に建造した城なのだ。
高くそびえる塔や跳ね橋なども小説の描写に忠実に再現されており、そのロマンティックな佇まいはいかにも物語の舞台のよう。
ステンドグラスを備えた礼拝堂や大公による中世美術や、鎧などのコレクションも一見の価値があるが、内部見学はガイド付きツアーに参加する必要がある。
Schloss Lichtenstein(リヒテンシュタイン城)
所在地 Schloss Lichtenstein 1, 72805 Lichtenstein
電話番号 07129 4102
開館時間 10:00~15:30(最終入場/3月、11月~12月)、9:00~17:30(最終入場/4月~10月)
休館日 1月~2月
料金 6ユーロ
https://schloss-lichtenstein.de/
CREA Traveller 2026年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
