もともとヘルシー志向のハワイではあるけれど、レストランはさらに進化していました!
食材はローカルメイドのものを選び、ヴィーガンメニューを新たに取り入れたお店も。
地産地消は新鮮な食材だから美味だし、生産者の助けにも。食においてもマラマハワイ!
開業から短期間で賞を獲得! SDGsなモダン・フレンチ「ナチュール・ワイキキ」
![前菜の「ブラック・ラバ」。ハワイ島の溶岩を見てインスピレーションを得た、ナスを使った料理。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/b/1280wm/img_4b26d2690ee15153d501f7935d9e83f9190999.jpg)
新進気鋭の小川苗シェフによるモダン・フレンチ。コンセプトは「Beyond the Farm to Table」。コロナ禍前に席巻していた “農場から食卓へ”という考え方から、さらに一歩、踏み込んだ取り組みが行われています。
![料理長の小川苗さん。高級レストランにおける女性の地位向上も目標のひとつ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/a/1280wm/img_1ab5ee18267a2f7eab7be3c6f9a65fac270782.jpg)
フルーツや野菜、豚肉や鶏肉、近海の魚介など、サステイナブルな方法で育まれたローカルの食材を使用。これは地元の生産者をサポートすると同時に、輸送距離が短い分、二酸化炭素排出量もカットできます。
![回廊のテラス席やテーブル席、カウンター席など、シーンによって使い分けができそう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/5/1280wm/img_f5301f8d348957f3b6655c1cd38dc580357960.jpg)
無農薬・無化学肥料の野菜やフルーツを使い、メニュー全体の30%が植物由来。また、在来種をおびやかす外来種を食材として使用し、生態系のバランスを整えることも考えられています。さらに店内のキャンドルもサステイナブルな蜜蝋とキッチンオイルの一部をブレンド。いわば、料理が地球を救う、のです。
6つの料理からなるテイスティングメニューは、レギュラーとプラントベース(ビーガン)の2タイプ。ドリンクのペアリングはワイン、ローカルのお酒、ノンアルコールの3タイプ。
![QRコードで読み込むと、料理の内容やシェフの思いが記されています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/5/1280wm/img_d5178bdd1348f5a5db28fca2455186a7240668.jpg)
地元の食材とフランス料理の技術を駆使した料理は、見た目のインパクトと、斬新なアイデアが光る食材の使い方が印象的です。器もローカルの作家によるもの。次は「どんなお料理?」と待っていると、想像を超えた皿が目の前に供されたりします。
![まず見た目にニッコリし、口に運んで、素材の組み合わせの妙にビックリ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/e/1280wm/img_ae608025bd089f03d691889dd106a8dc273678.jpg)
2021年12月に開業しておよそ半年で、ハレ・アイナ賞の「ベスト・ニュー・レストラン」金賞を獲得。期待のニューカマーです。
![入り口はこちら。店内は奥行きがあります。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/0/1280wm/img_b0797b7ef527a655153c7e5eeafcaef6331759.jpg)
ナチュール・ワイキキ
natuRe waikiki
所在地 413 Seaside Ave. 2nd floor, Honolulu, HI 96815
電話番号 +1-808-212-9282
営業時間 17:30~23:30(テイスティングメニューは20:30までに着席を)
定休日 水曜
https://www.naturewaikiki.com
2022.10.04(火)
文・撮影=古関千恵子