2023年4月7日(金)に第1話が放送された「夫婦が壊れるとき」(日本テレビほか 金曜ドラマDEEP 毎週金曜よる24時30分~)。

 ドラマの原作は2015年・2017年にBBC(イギリス)で放送され、各賞を総なめにした「女医フォスター 夫の情事、私の決断」(原題「Doctor Foster」、原作・脚本マイク・バートレット、制作Drama Republic)。その人気から、原作は世界中でリメイク版が制作され、中でも2020年に韓国でリメイクされた「夫婦の世界」は韓国ケーブルドラマ史上最高となる視聴率28.4%を記録し、話題となった。

 そんな生々しい大人の人間模様が見どころの本作は主演の真壁陽子役を稲森いずみ、陽子の夫・昂太役を吉沢悠が演じるなど豪華キャストで固めている。先日放送の第1話では、陽子が女性用のリップクリームや長い髪の毛を発見し、不協和音が流れ始めるという早速次回が気になる展開に。第2話からは、夫の不倫相手である優希美青演じる佐倉理央が登場、のっけから夫婦がガラガラと音を立てて崩れていく過程から目が離せない。

 佐倉理央役を務める優希美青に話を聞いた。


このドラマのために禁酒しました(笑)

――主人公の夫・昂太を略奪する不倫相手。これまでの優希さんのイメージからは想像できない役柄で驚きました。最初に話を聞いたときはどう感じられましたか。

 素直に嬉しかったですね。実はずっと世間から嫌われる女性の役というのをやってみたかったんです。どういうふうに演じられるか経験してみたかった。それと同時に、これまで、そういう大人な役をやってきた経験がなかったにも関わらず、こんな重要な役のお話をいただいたので期待以上のものを出さなくちゃと気持ちも引き締まりました。

――かなり気合いが入っていたと伺っています。

 世界中で愛されてきた原作というのもあるし、私の演じる役はBBC版も韓国版もおふたりともすごく綺麗で、艶やかな色香を持つ不倫相手役を演じられていたので。私ももっとシュっと大人の女性にならなきゃということで、思い切って大好きなお酒を断つことにしました(笑)。

――禁酒は凄い。撮影期間中ずっとですか?

 そうですね、出演が決まってから。禁止していると逆に「飲みたいー!」ってなっちゃって最初の頃は本当に苦行でした(笑)。一杯ぐらいいいだろうと悪魔のささやきが何度も聞こえてきましたが、ちゃんと我慢して無事撮影に臨めました。

 でも、この間、撮影がひと段落してお休みをいただけたので、その時に久しぶりに解禁しました。マネージャーさんと焼き鳥屋に行ったのですが、1杯1杯の味わい深さがすごかったです。お酒が飲めるありがたさを改めて認識しました(笑)。

2023.04.14(金)
文=CREA編集部
撮影=佐藤 亘
ヘアメイク=高橋 亮
スタイリスト=大平みゆき