この記事の連載

 こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 来るノーマスク生活に備えて、M·A·Cの人気アーティストRYOKOさんにメイクを教わっています。

 前回は、陰影のある立体顔の作り方を習いました。

 今回は、この春のトレンドメイクとアイテムについてです。


メイクで印象は変幻自在

 教えてくれたのは、前回と同じくM・A・C ナショナル アーティストのRYOKOさん。

 M・A・C ナショナル アーティストとは、M・A・Cの中でも日本に2人しかいないスペシャリストなのですが、実際、私はRYOKOさんのメイクを見て、「あなた様は魔法使いですか?」と思いました。

 というのも、お会いする前にRYOKOさんのインスタを見ていたのですが、メイクが本当に多彩で、印象がそれぞれ全然違うほどなのです。

RYOKOさんInstagram

@mac_ryoko

 「メイクって凄いな……というよりも、RYOKOさんって凄いな」と思いました。

くすみを入れてクールに

 では、今年のトレンドについて、教わっていきましょう。

「今年はクールなモーヴカラーがトレンド入りしています。くすみのあるモーヴカラーはシックな印象を与えるので、使うだけで今年らしく仕上がります」(RYOKOさん、以下・同)

 モーヴカラーとは、「グレーがかったラベンダー色や落ち着いたトーンのくすんだピンク色」のこと。

「たとえば甘さのあるピンクを落ち着いたくすみトーンにすることで、柔らかさの中にも芯のある表情を演出できます。さらに今年らしくするためには、顔全体の色みをワントーンでまとめると、よりこなれた印象になります」

 アイメイクに使用したのは、3色。

「まずは、『パウダー キス アイシャドウ/ライプンド』を上下のアイホール全体に入れ、肌との境目をしっかりぼかします。続いて、『エクストラ ディメンション アイシャドウ/リッチ コア』で目頭側と目尻側のキワを引き締めるのですが、真ん中のキワはあえて空けて抜け感のある目元にしましょう。最後に、『ダズルシャドウ/シー スパークルズ』をまぶたの真ん中と目頭につけて、輝きをプラス。今年らしいモーヴカラーをうまく利かせて仕上げましょう」

 続いて、リップです。

2023.03.19(日)
文=にらさわあきこ
撮影=深野未季