25種のパンが並ぶ、夢のようなクラブラウンジのブランチ
琉球ホテルに滞在するならば、おすすめはプレミアクラブルーム以上。というのも、プレミアクラブラウンジのアクセスが付いてくるのです。
このクラブラウンジが素晴らしい。直線距離にして50メートルは優にありそうなスペースに、バーカウンターあり、ビュッフェテーブルあり、サンセットを望むテラススペースあり。
スイートとプレミアクラブルームのゲストは、チェックイン&アウトはこちらで。ブランチやティータイム、カクテルタイムなど、時間帯にあわせてフードメニューが並びます。カクテルタイムにはカウンターにバーテンダーもスタンバイします。
朝のお楽しみは、クラブラウンジでのみで提供されるベーカリーシェフによる焼き立てのパン! ちんすこうのメロンパンに国産苺のフルーツサンド、明太子のバゲットにフラン(エッグタルト)、生クリームとフルーツを挟んだクロワッサンサンド……。つい胃袋の許容量を超えてお皿を山盛りにしてしまいます。
さらに、目の前で調理してくれるホットサンドをすっかり満腹状態になった後に発見。それでももちろん、いただきました!
実はベーカリーシェフの新城小弥太さんは沖縄の実家が元パン屋さん。子供の頃からパンが身近な存在だったせいか、見た目に楽しく美味しいパンが特徴です。おすすめはプレミアムクリームパン。奄美大島の素焚糖を使い、コクがあって上品な甘さ。このパンを食べるためにも、ぜひクラブラウンジのアクセス権を手にしたいものです。
ちなみにクラブラウンジの“ブランチ”は8~12時まで。リゾートでは朝のんびりしたい、そんな気持ちを汲み取っての時間設定です。
羨望のまなざしを浴びる、センタープール!
琉球ホテルの醍醐味は1万平方メートルにもおよぶ多彩なプール。ウォータースライダーをしつらえた流水プールや、巨大なバケツのシャワーが迫力のキッズプール、温水にもなるオールシーズンプール、そしてインドアプールなど、子供から大人まで楽しめる各種プールが勢揃いしています。
敷地中央にあるセンタープールは、東シナ海へと続くインフィニティエッジが美しいスタイリッシュな存在。プール正面で30分おきに噴水ショーも鑑賞できます。
実はこのセンタープール、スイートルームのゲストが利用できるVIP専用プール(1日一人1万5,000円を支払えば、宿泊者は利用できます)。20歳未満は入れず、その分、喧噪や混雑とは無縁。優雅な気分でプールサイドの時間を過ごせます。
さらにセンタープールと接したVIPプールバー「Oasis」では8種類のシャンパンとカクテルがフリーフロー(10~22時)! シャンパンにあうオードブルも好きなだけ(2時間ごとにメニューが変わります)。これはシャンパンに目がない人にとっては、まさに天国! プール使用料を払っても、簡単に元が取れます。せっかくのヴァカンスですもの、思い切りハジけようじゃないですか。
プールサイドのカバナに横たわって、美しい海を愛でつつ、青空を見上げれば、時折那覇空港からのジェット機が頭上を横切ります。夜にはライトアップされた噴水とナイトプール。このセンタープールを利用するためだけでも、このホテルを訪れる価値はありそうです。
2022.10.15(土)
文・撮影=古関千恵子