人との距離感はフラットに。星野さんや鶴瓶さんを見て学んだ
――ライブや普段の楽曲制作においては、チームのコミュニケーションも大事かと思います。仕事においても、仕事以外の普段の交友関係においても、人付き合いにおいて心がけていることは何でしょうか?
それで言うと、むしろ自分が人に恵まれている感じがあります。スタッフさん、ダンサーさん、バンドの皆さん…出会う様々な方がそうですね。本当に愛のある方がたくさん自分の周りにいてくれているので、自分はどちらかというと、本当に皆さんに甘えてばかりなんです。
人付き合いにおいては、これは大人になって思ったんですけど、気を遣い過ぎるのは良くないんだろうな、と。気を遣うことで気を遣わせるシーンは割と多いのかな、と気づいたときがありました。
――なるほど。こういう意識で人と接するようになった、とかはあるんですか?
例えば、あまりにへりくだりすぎると、向こうも「いやいやいや…」みたいになっちゃうじゃないですか。だから、フラットでいたいなと思うんです。それこそ星野(源)さんや(笑福亭)鶴瓶さんは、すごくフラットなんですよ。ああいう方々を見て、フラットでいることが一番人に気を遣わせないんだなと思ったんです。
「年下だから」とか「先輩だから」とかじゃなくて、フラットに普通に会話をするというか、コミュニケーションを取ることのほうが、変な気の遣い合いみたいにならないのかなと大人になって思いました。それは気をつけています。
2022.10.21(金)
文=赤山恭子
写真=佐藤 亘