スパイスと言えばやっぱりカレー! 昨今人気のサラサラ系スパイスカレーを、さまざまな バリエーションでご紹介します。サラサラカレーは、 調理がスピーディで仕上がりがヘルシーなのも魅力。
ベースとなるのは全て、基本のスパイスをあらかじめ ブレンドしておく「シンプルパウダー」。これをベースにアクセントとなるスパイスや副材料を加えて多様な味わいを生み出します。加えて「ベース野菜MIX」さえあれば、あとは常備しているスパイス・ハーブとメイン素材で、あっという間にご馳走スープが完成!
カレーの名店「エリックサウス」の稲田俊輔さんによる著書『カレー、スープ、煮込み。うまさ格上げ おうちごはん革命』(アスコム)よりご紹介します。
ベースとなる基本スパイス「シンプルパウダー」
4種類のスパイスを、同量ずつ混ぜ合わせておきます。これを元に、様々なスパイススープや煮込みが作れます。
基本の4種スパイスの他にも、ガラムマサラやパプリカパウダーなど、他のスパイスと組み合わせればより深く、本格的な味わいに!
■材料(作りやすい分量)
コリアンダーパウダー:10g
クミンパウダー:10g
カイエンペッパー:10g
ターメリックパウダー:10g
工程
(1) 材料を全て混ぜ合わせ、密閉容器で保管(常温1ヶ月/冷蔵庫3ヶ月)。
辛さの調整
この4種の配合は「辛口」です。辛さを抑えたい場合は、カイエンペッパーの半量~9割をガラムマサラに置き換えます。
〔例〕
中辛:カイエンペッパー 5 g、パプリカパウダー 5 g
甘口:カイエンペッパー 1 g、パプリカパウダー 9 g
風味の強い市販のミックススパイスを、シンプルパウダーと組み合わせて使うことでカレーがより本格的な風味になります。
本来は辛味を含まないものが主流ですが、市販のものの中には唐辛子(チリ)が配合されているものがあります。当然使うとカレーの辛さが増しますので、辛さを抑えたい場合はシンプルパウダーの方で調整してください。
「シンプルパウダー」を使った一品はこちら
» どんなときもずっと作り続けたい「定番サラサラチキンカレー」
2022.08.11(木)
文=稲田俊輔