「すべてYouTubeを始めたのがきっかけ」ほしのディスコが念願の猫を飼えるようになるまで
お笑い芸人さんに一緒に暮らすペットを紹介してもらう連載「お笑い芸人の“うちの子”紹介」。第17回はコントに定評のある男女コンビ、パーパー・ほしのディスコさん。
コロナ禍を機に開設したYouTube公式チャンネルで披露した歌動画が話題となって、歌手デビューも果たすなど自らを取り巻く状況が一変。収入も安定したことで、長年の夢だった猫のみゅうくん(オス・1歳・ミヌエット)との暮らしをスタートさせたそうです。
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――現在、みゅうくんと暮らしていますが、以前から猫を飼いたいという気持ちがあったのですか?
群馬にある実家で猫を飼っていて。その頃から猫が大好きで、上京してからもいつか飼いたいなと思ってたんですけど、経済的になかなか厳しくて。昨年、準備が整ったので猫を飼いたいと思って、ブリーダーさんのサイトでいろんな猫を見ている中ですごくかわいい子だなと思ったのが、みゅうくんだったんです。
ミヌエットっていう珍しい種なんですけど、この種が飼いたかったわけではなく、白くて顔がかわいいなと思ったのが決め手でしたね。で、僕が音楽活動をしているので、ミュージックから“みゅう”と名付けたんです。
――オシャレな名前ですね。
本当ですか? そう言っていただけることって少ないんですよ(笑)。
――ほしのさんらしいなと思いました。元々、猫と暮らした経験もあったんですね。
最初は小学校5〜6年生の時ですかね。下校中に友達と山を下っていたら、猫の鳴き声がしたんです。で、見に行ったら「拾ってください」って書かれた段ボール箱に入った猫が1匹鳴いてて。親からはずっと家では飼えないと言われてたので、諦めようかなと思いながら1時間くらい猫を見て帰ろうとしたら、僕の後ろをついてきたんです。
何度、箱に戻してもついて来ちゃうので、(親への言い訳として)勝手についてきたんだったら大丈夫かなと思いつつ、2日間くらい自分の部屋にかくまってました。
――子供がやることですから、ご両親にはきっとすぐバレたんでしょうね。
そうでしたね。(かくまっている間は)「理科の実験で使うから、魚の骨を必要としてます」って無理やりな提案をして、親から魚の骨をもらってあげたりして。小学生だから猫が何を食べるかもよくわかってなくて、テレビアニメのイメージから食べるかなと思ったんです。
そうやって2日くらいやり過ごしてたら、親から「もう(猫がいることは)気づいてるよ」って言われて。で、飼ってもいいよっていうことになったんです。
――その子の名前は?
Pちゃんっていう白と黒のメスでした。鳴き声がニャーじゃなくて、ピーに近かったのでそうつけたんですけど、4年くらい経った頃、突然いなくなっちゃって……。たまに外に出したりしていた人懐っこい猫だったので、捨て猫だと思われて誰かに拾われていったのかもしれないです。
そこから1年後、今度は親が捨て猫を拾ってきて、その後は2匹飼ってました。今、実家では里親になってまた別の猫も飼っているので、3匹いますね。
――ほしのさんとPちゃんの出会いから、家族全員、猫が大好きになったんですね。
はい、僕の行動から変わりましたね。
2022.07.30(土)
文=高本亜紀
撮影=山元茂樹
写真=ほしのディスコ