タルトとフルーツケーキもおすすめ

タルトチェリー。チェリーもしっかり甘くて、正真正銘のフランス流のタルト

 六本木でルコントを始めたフランス人のパティシエ、アンドレ・ルコントさんが亡くなられて約10年後の2010年、実はルコントの歴史はいったん幕を降ろします。ルコントがなくなるなんて、私はとっても悲しかった。だから、今年、広尾に新しいルコントがオープンしたときには、本当によかったと思いました。ずっと、東京にあってほしいパティスリーなのです。

 手みやげにするときは、私はスウリーと一緒にタルトチェリー(1個370円)など、タルトを組み合わせます。タルトは、いちごやあんずなど、季節によっていろいろ種類があります。

 あと、フルーツケーキ(1本2600円~)もおすすめ。クランベリーなどのドライフルーツがたっぷりで、代々受け継がれた蜜を使ったというルコントのスペシャリテ。日持ちがするし、先方の人数がはっきりわからないときなど、切り分けて数を調整できるのでいいですよ。

 パティスリーとギフトはお店の1階で。地下1階のサロンドテでは、ランチ、アフタヌーンティー、喫茶メニューをいただけます。

ルコント
住所 東京都港区南麻布5-16-13
電話番号 03-3447-7600

肱岡香子(ひじおか きょうこ
フードスタイリスト。雑誌、書籍、テレビ番組などで活躍。『東京手みやげ美人』(講談社)では、大好きなお菓子をシチュエーションや相手に応じて“手みやげリスト”として紹介。

Column

肱岡香子のSweetsな手みやげ

フードスタイリストでお菓子大好きな著者の、豊富な“手みやげ”経験を元に、季節に応じた見目麗しいお菓子の数々をご紹介します。

2013.09.16(月)