休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
今回は、三重県観光連盟公式サイト「観光三重」PR担当が選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆桑名のたけのこ
桑名市は東海地方でも有数のたけのこの産地。例年2月上旬頃からたけのこが旬の時期を迎える。
「かつては東海道の宿場町であり、木曽三川の河口部に位置する桑名市。名産の蛤を生み出す川の恵みは、たけのこの生産に適した粘土質の土壌をも育み、たけのこは桑名市の隠れた名産となっています。
桑名のたけのこは柔らかく甘みがあり、えぐみが少ないと評判です。春のシーズンに開催されるたけのこ狩り体験で新鮮なものを手に入れることができます」(三重県観光連盟公式サイト「観光三重」PR担当)
桑名のたけのこ(くわなのたけのこ)
所在地 三重県桑名市
https://www.ja-miekita.or.jp/agri/product/
◆ミツマタ群生地
秘境を走るローカル線ことJR名松線の終点駅「伊勢奥津駅」から徒歩でもアクセスできる場所にミツマタの群生地がある。
「山の斜面が黄金色に染まり、その光景はまるで妖精が浮遊するかのよう。3月中旬頃から見頃を迎え、開花が進むに連れてミツマタの甘い香りが濃くなります」(三重県観光連盟公式サイト「観光三重」PR担当)
ミツマタ群生地 (ミツマタぐんせいち)
所在地 三重県津市美杉町石名原
https://www.kankomie.or.jp/event/detail_40346.html
2022.03.18(金)
文=CREA編集部