旧暦で新年を迎える台湾では、2022年2月1日が元旦。まもなく新年を迎える台湾から、人気占い師・悟明老師による干支別の2022年上半期の運勢が届きました。

 台湾ではメジャーな小鳥占い・鳥卦と東洋の占星術を組み合わせたオリジナル占術で、【仕事運】【恋愛運】【健康運】を占ってもらいました。


辰(たつ)年・2022上半期の【仕事運】

 何かと迷いやすいとき。

 そのため、チャンスを逃したり、時間と労力を無駄遣いしてしまう人が出てきます。

 即断を迫られる場面では、頭をフル回転させて対応することが大切。集中あるのみです。

 新しい企画を考える際は、あれもこれもと盛り込みすぎないよう気をつけて。

 イメージしてほしいのは家電の新製品の開発。この新機能は絶対外せない、でも古いユーザーのためにこの部分は残しておきたい、ここにハンドルをつけたらきっと便利……などと欲張った結果、購買層が定まらない中途半端な商品が出来てしまう。

 交渉事でも同様です。あれもこれもと条件をつけた結果、取引自体がなくなってしまう……という事態に陥りがちです。

 多くのアイデアや条件を扱うときは、優先順位をつけ、上司に相談するなどして、早めに落としどころを決めると、効率を上げていけるでしょう。

 何かと迷うのは、あなたが優柔不断だからではなく、この時期、迷いやすい運気にあるから。そう割り切っていきましょう。

 心のブレを防ぐべく、上半期の目標を定めておくのも有意義です。

 昇進したい、資格を取りたい、語学を磨きたい、配信を始めたい……などと夢はいろいろあることと思いますが、上半期にやり遂げたいことをひとつだけ決め、紙に書くなどして、よく目につくところに貼っておきましょう。

 ただし、副業は、本業が疎かになる可能性大。

 すでにやっている人は控えめに、そうでないなら、時機を待ちましょう。

 また、あなたの足を引っ張る人の存在にも用心を。狙われやすいのは、焦っているときや慌てているとき。

 パニックになったときは、外に出て深呼吸するなどして気持ちを落ち着け、注意深く検討するよう心がけてください。

 欲張らず、よそ見をせず、目の前のひとつの事柄に集中すれば、失敗を回避でき、自信もついていきます。

 その成功体験は、必ず下半期の飛躍の原動力になるはずです。

※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。

2022.01.30(日)
文=堀 由美子
イラスト=さじきまい