厳しいセレブリティを虜にできたら本望
一人でも多くの女性に使ってほしい。どのブランドも、その思いに疑いはない。けれどセレブリティと呼ばれる女性たちに支持されることは、コスメティックブランドにとってひとつの名誉。なぜなら上質とは何か、本物とは何かを知っている彼女たちの目はとても厳しいからだ。
ことエイジングケアにおいては、イメージや、なんちゃって効果は全く通用しない。テクスチャーや香りにも妥協がなく、リュクスであることも求められる。歴史やポリシーなど、バックグラウンドが明らかであることも絶対だ。そんな厳しい条件をクリアしているブランドは、化粧品選びの指標になる。
シスレーの美容乳液「エコロジカル コムパウンド」は発売から30年を経て一度も処方を変更することなく売れ続けている。この秋日本に上陸した、アモーレパシフィックの「タイムレスポンス セラム」は、NYの高級百貨店ニーマンマーカスから100周年記念の要請を受けて作り上げたものだ。
2011.08.23(火)
photographs:Hiroshi Nakata(cosmetics)
text:Motoko Nomura
CREA 2010年11月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2010年11月号
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