LINE NEWSの動画コンテンツ「VISION」で2020年6月から毎週1話ずつ配信された、新感覚スマホドラマ『つながりたくて、嘘をつく』。公開わずか2週で本作のLINE公式アカウントの友だち数が1万人をこえる盛り上がりをみせ、毎話、予想を裏切るスリリングな展開にネット上で推理や考察がさかんに交わされた。そんな話題の「つな嘘」の、第2シーズンが2021年12月27日18時よりスタート。

 主人公の鏡也を演じるのは、引き続き注目の若手俳優・笠松 将さん。ヒロイン・立花ゆなには、シンガーソングライターのみならず、役者としても活動する藤原さくらさん。

 舞台は、鏡也がなぜか住み込みで働いている、「なんでもチャットサポート」を請け負う怪しげな会社。鏡也は、借金返済が滞る、ゆなへの催促を担当することに。ところが、ゆなから「助けて欲しい」と電話を受け、親身に心配したのを機に、ゆなから他愛のない電話が頻繁にかかってくるようになり……。シーズン1同様、誰のどの言動を信じればいいのか、謎が謎を、疑惑が新たな疑惑を呼ぶスリリングな展開に期待が高まる。

 1話3~5分という新感覚のドラマに出演された2人に、“縦型のスマホ画面で観るドラマ”の、いつもとは少し違う撮影エピソードを語ってもらった。


「シーズン1とは異なる鏡也を楽しんでほしいです」(笠松)

――シーズン1は、大きな反響を呼びましたね。

笠松 とてもありがたい話です。シーズン1は僕が仕掛ける側だったので演じていて楽しかったです。今回は僕が追い詰められる側なので……多分、シーズン1で僕の演じた鏡也を嫌いだった人には、メチャクチャたまらないんじゃないかな(笑)。

藤原 シーズン1は、友人の清水くるみちゃんがヒロインを務めていましたし、今まで観たことのないドラマという感覚で、とても面白かったです! スマホのトークルームの投稿場面がすごくリアルで、自分も投稿している一人のような錯覚をさせてくれて。リアルに自分もドラマの一部にいるような感覚を味わえるドラマでした。

――シーズン1を観終えても、鏡也がどんなキャラクターなのかハッキリは分かりません。2を演じて感じたことを教えてください。

笠松 シーズン1では、“一貫しないようで一貫して”いました。大切なもののために嘘を吐いて、失敗するというか、とにかく上手くいかないキャラクターで。それを踏まえてのシーズン2では、“向き合わなければ失敗しない”というやり方をしてきてしまった鏡也が、その後向き合うのか、向き合わないのか。失敗した経験があるからこそ、どういう選択をして、どうやって失敗を回避していくのか、というお芝居に軸があったので、シーズン2はやりやすいというか、分かりやすくなった、と思いました。

――ゆなも裏の裏がありそうで、どんな人物か分からない難しさがありませんでしたか?

藤原 すごく難しかったです。ネタバレになってしまうので言いづらいのですが、すごく辛い過去を持っていて、ただ単に借金をして、お金を貸して欲しい、というだけではない子。過去や背景が色々とあるので、どういう風に演じればいいのか、現場で柳明奈監督に相談しながらやっていました。

2021.12.28(火)
文=折田千鶴子
撮影=鈴木七絵
スタイリスト=徳永貴士(SOT)
ヘアメイク=SHUTARO(vitamins)/笠松さん、飯束ゆうこ/藤原さん