海外旅行が難しい今は、日本の美しさを見つめるチャンスです。

 今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?

 特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。

 今回は、横須賀市役所観光課、湯河原温泉観光協会、三浦市観光協会、逗子市観光協会が選ぶ、冬の風景4選をご紹介します。

 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆秋谷・立石海岸

 横須賀市秋谷にある立石海岸は、富士山を眺望する夕日の名所。

 「海岸に突き出た大きな奇岩、立石をはじめ、美しい海岸の景色が見られます。特に雪化粧した富士山を背景にした立石はまさに絶景! 夕日が空を染める時間帯がおすすめです。

 江戸時代の風景絵師、歌川広重は『相州三浦秋屋の里』と題して、富士山を遠くに見るこのあたりの風景を描いています」(横須賀市役所観光課)

秋谷・立石海岸(あきや たていしかいがん)

所在地 神奈川県横須賀市秋谷3-5
https://www.cocoyoko.net/spot/akiya-beach.html

◆大観山からの富士山の眺め

 標高1,015メートルの大観山にあるアネスト岩田スカイラウンジ(大観山スカイラウンジ)は、富士山や芦ノ湖、遠くに南アルプスまで見渡せる絶好のスポット。

 湿度の高い真冬に気象条件が揃うと、富士山山頂に積もった雪が朝日に照らされてピンク色に染まる「紅富士」を見ることもできる。

 「椿ライン(県道75号線)と箱根ターンパイクが合流する場所に、『アネスト岩田スカイラウンジ』というドライブインがあり、こちらは湯河原で唯一富士山が見えるスポットになっています。

 近代日本画壇の巨匠、横山大観が、ここからの眺めを気に入り富士山を描いたことから、大観山と名づけられました」(湯河原温泉観光協会)

大観山からの富士山の眺め(たいかんざんからのふじさんのながめ)

所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋955
https://www.htpl.co.jp/?p=we-page-entry&spot=64322

2021.12.30(木)
文=佐藤由樹