大さん橋の先端で味わう絶景ランチ
アートな気分に浸ったら、波止場をそぞろ歩いて大さん橋方面へ。海に浮かぶレストランとしても知られる横浜港大さん橋国際客船ターミナル内の「International cuisine subzero」で、少し贅沢なランチコースを堪能しましょう。
大さん橋は、国内外のクルーズ線が行き交う国際ターミナル。2階にあるレストラン「subzero」は一般の人でも利用できます。
ベイブリッジやみなとみらいが一望できる横浜屈指のロケーションに加え、季節や産地にこだわったイタリアンベースの色彩豊かな料理も自慢。デートやハレの日といった特別な日はもちろん、カジュアルな食事にもおすすめのお店です。
ウッドデッキのスロープから青い光のトンネルをくぐり抜けると「subzero」の扉が。床から天井までガラス張りの店内は、みなとみらいビューが一面に広がり、まるで豪華客船のメインダイニングのよう。
さあ、お楽しみのランチの時間。今回は4,400円で6品の料理を楽しめる「サブゼロランチAコース」をいただきました(食材の入荷状況によって内容が変更する場合もあります)。
華やかに盛り付けられた料理は、イタリアの各地方の郷土料理をベースに大井料理長が現代風にアレンジしたもので、一口ごとに驚きも。
なかでも10日間塩漬けにした白銀豚を4時間煮込んでやわらかく仕上げたZuppaは、美しいスープの底に潜んでいる白インゲンのペーストと混ぜながら食べることでポタージュのようにも楽しめ、下仁田ネギの甘さ、トマトの酸味、八角とコリアンダーの隠し味も相まってさっぱりとした味わいにまとまっています。
できるだけ地産地消に貢献したいと鎌倉野菜などの神奈川県産の食材にこだわっているのも特長です。パスタのサルシッチャも神奈川県平塚市のしらなみポークを使用。また、メインの乳飲仔牛ロースのローストは、ポルチーニ茸の香りが引き立つクリーミーなソースが、牛肉の旨みをアップ! 牧草を一切与えず、母牛のミルクだけで育った乳飲仔牛の繊細な肉質を逃さぬよう、しっとりとやわらかく焼き上げています。
美しい景観だけでなく、自家製サルシッチャに手打ちパスタ、香り豊かなハーブやスパイスを自在に使い分けるメニューに、感動を覚えること間違いなしです。
International cuisine subzero
電話番号 045-662-1099
営業時間 11:30〜15:00(L.O.14:00)、17:30〜22:00(L.O.20:30)土、日曜・祝日17:00〜
定休日 無休
https://www.y-subzero.com/
2021.12.11(土)
文=大嶋律子