海外旅行が難しい今は、日本の美しさを見つめるチャンスです。

 今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?

 特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。

 今回は、鹿児島県観光連盟の桑原里沙さんが選ぶ、鹿児島県の冬の風景5選をご紹介します。

 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆大根やぐらのクリスマスツリー

 大隅半島南部に位置する錦江町では、毎年干し大根のやぐらをクリスマスツリーに見立てたライトアップイベントを開催。

 「干し大根のやぐらの発祥は鹿児島といわれ、12月~1月頃まで収穫した大根を寒風にさらす巨大なやぐらが現れます。高さ7メートル、長さ50センチの巨大やぐらが高台に何棟も配され、1棟約1万本の大根が並ぶ風景は圧巻です。

 12月にはライトアップにより、大根やぐらが白いスクリーンとなって幻想的に彩られて、とてもきれいです」(桑原さん)

大根やぐらのクリスマスツリー(だいこんやぐらのクリスマスツリー)

所在地 鹿児島県肝属郡錦江町宿利原地区
https://www.town.kinko.lg.jp/

2021.12.15(水)
文=佐藤由樹