漫画が好きすぎる黒木華＆柄本佑が
ノンストップで語る濃厚エンタメ談義

CULTURE

2021.9.9

「振られると、止まらなくなってしまう」(柄本)

黒木　あと、佑さんはいま『進撃の巨人』が推しらしいです。

柄本　ちょっと遅いですよね(笑)。3年くらい前に1度読み始めたのですが、絵がちょっと合わなくていったん離れたんです。ただ最近、改めて1巻を読んだら面白くてすぐ読み終えちゃって。これはちゃんと読まなくちゃと思って書店を回って買いだめして、いま15巻を読んでます。面白すぎて、ちょっと疲れてる(笑)。

黒木　情報量が多いですもんね。

柄本　多いね。しかしもう、怒涛の展開で、転がり落ちるよう。6巻くらいで「こんなに風呂敷広げて大丈夫!?」と思っていたら、そこからがすごかった……。

――1巻も壮絶な終わり方をしますもんね。

柄本　そうそう。それで、2巻くらいでエレンが巨人になるじゃないですか。アニメの劇場版を観ていたから知ってはいたけど、「色々と端折っているだろうな。原作だと5、6巻くらいでそうなるんでしょ？」と思っていたら、まさかの2巻くらいで。

　そこでも「展開早くない？　大丈夫？　このペースで」と思っていました。でも、もう『進撃の巨人』の面白さはみんな知ってるよね。

黒木　(笑)。

柄本　もう1回、実写映画化してくれないかな……。出たい……。

黒木　どのキャラクターをやりたいんですか？

柄本　まぁ……リヴァイだよね。

黒木　髪形も今、ちょっとリヴァイ風ですよね？

柄本　でしょ？(笑)　リヴァイはカッコいいですよね。だって言うこと全部正しいもん。

黒木　私はハンジが好きだな。

柄本　ハンジも超カッコいいよね。

――『進撃の巨人』は、映画『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』シリーズのアンディ・ムスキエティ監督の手でハリウッド実写化されますね。

黒木　ハリウッド行くしかないですよ、佑さん！

柄本　ハリウッドか……。でも、海外のキャストで演じたほうが原作に忠実にはなりますよね……。すみません、ほとんど漫画の話になってしまいました。振られると、止まらなくなってしまう(笑)。

黒木　私もです(笑)。

黒木華(くろき・はる)

1990年3月14日生まれ。大阪府出身。2010年、NODA・MAP番外公演『表に出ろいっ！』でデビュー。主な出演作品に、映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』、『日日是好日』、『浅田家！』、ドラマ『重版出来！』、『凪のお暇』、『イチケイのカラス』、舞台『ハムレット』、『ウェンディ＆ピーターパン』など。ドラマ『僕の姉ちゃん』が9月24日よりAmazon Prime Videoにて全話一挙配信予定。

柄本佑(えもと・たすく)

1986年12月16日生まれ。東京都出身。2003年、映画『美しい夏キリシマ』で俳優デビュー。最近の主な出演作品に映画『きみの鳥はうたえる』、『アルキメデスの大戦』、『火口のふたり』、『痛くない死に方』、ドラマ『心の傷を癒すということ』、『知らなくていいコト』、『天国と地獄～サイコな2人～』など。

映画『先生、私の隣に座っていただけませんか？』

漫画家夫婦の佐和子(黒木華)と俊夫(柄本佑)。仲睦まじい夫婦だったが、ある日、俊夫は佐和子の担当編集者と不倫をしてしまう。不倫を隠そうとする俊夫だったが、佐和子の新作漫画は自分たちとよく似た夫婦が描かれた「不倫」がテーマだった。この漫画は創作なのか、妄想なのか、それとも夫の不貞に対する妻の復讐なのか――。

出演：黒木華柄本佑金子大地奈緒風吹ジュン
脚本・監督：堀江貴大
劇中漫画：アラタアキ鳥飼茜
配給：ハピネットファントム・スタジオ
製作：2021『先生、私の隣に座っていただけませんか？』製作委員会

9月10日(金)より新宿ピカデリー他全国公開
https://www.phantom-film.com/watatona/