■作り方

 まずちくわとピーマンをそれぞれ細切りにします。

 ちくわの細切り、タテに半分にしてから、ななめに細く切るのがおすすめ。調味料とよくからむようになりますよ。

 ピーマンもタテに半分にしてから種を取りのぞき、タテに細切りに。ここは面倒でも、なるたけ細めに切ったほうが食感がよくなります。

 レンジOKな容器に入れて、ちくわとピーマンを混ぜてください。これ、わりに重要。かたよっていると、お互いの味わいがうまく合わさらない。

 ゴマ油をまわしかけて、水を入れて、フタしてレンジにかけます。500Wで2分ほど。600Wなら1分40秒です。

 チンしたら、調味料【A】を全部入れて、混ぜ和えます。おろしショウガはチューブでOK、醤油ですが、薄味がお好きな方は小さじ1、しっかり味つけが好きなかたは小さじ2でどうぞ。まず小さじ1を入れて味見してみるといいですよ。

 仕上げにお好みでゴマをふるのもおすすめ。

 華やかな存在ではないけど、妙に箸が進むんです。以前に飲み会で出したら、最終的にみんなが一番食べたんですよ。「もっとないの?」なんて言われてね。

 ゴマ油が風味の決め手、ピーマンの青い感じとよく合うんです。ぜひ、お試しください。

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白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。著書に『にっぽんのおにぎり』 (理論社)、『自炊力』 (光文社新書)など。現在オレンジページ、メトロミニッツ、ハフポストなどで連載中。料理家としても活動、企業へのレシピ提供などを定期的に行う。
http://hakuoatsushi.hatenablog.com/

2021.08.12(木)
文・撮影=白央篤司