◆カスミソウ
ひと昔前は、バラに添える脇役のイメージが強かったカスミソウ。最近では、カスミソウのみを使ったブーケや、装飾アレンジに注目が集まり、メインの花として活躍しています。
カスミソウは小花がたくさんついているので、茎を切り分けて、長さを揃えるだけでまとまってみえます。単品で飾るとお洒落。
◆ペチュニア
夏のガーデニングや寄せ植えの定番で、世界中の植木鉢や庭園をにぎわせているペチュニア。
花屋さんで切り花として並ぶことはないので、鉢物から切って飾る必要があります。おのずと茎が短くなるので、花器の選択肢が少なく迷うことがありません。小さな花器に数本入れれば可愛く飾れます。
◆ヒペリカム
赤、ピンク、緑、白と色のバリエーションが豊富で、実のサイズや形も様々。季節問わずオールシーズン出回るので、花屋さんで重宝される実物のひとつ、ヒペリカム。
なかでも赤い実のものは可愛らしく、どんな花器に飾っても様になりやすいのが魅力。水につけなくても長持ちするので、水やりに縛られず、自由に飾れます。
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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)
フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。
Column
今日、花を飾るなら。
ブルームカレンダー
フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?
2021.07.21(水)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌